ユキムでは、ドイツELAC(エラック)のスピーカーDebut Reference「DFR 52」を3月に発売する。価格は¥200,000(ペア、税別)の予定。

 Debut Referenceシリーズは、エラックのエントリー・ラインであるDebutをベースに、新たなコンセプトとクォリティを備えたシリーズとなる。第一弾は2020年3月に発売されたブックシャルフスピーカーの「DBR 62」で、今回のDFR 52はそれに続くフロアー型として登場する。

 その主な特長は以下の通り。

●新開発ウェーブ・ガイドの採用
 CONCENTROを始めとした上級ラインでも採用されたウェーブ・ガイドをトゥイーター周りに装着したことで、歪みのない放射特性に優れたクリアーな高音域を再現。

●ウーファーにアルミ・ダイキャスト・シャーシを採用
 DFR 52はシャーシに剛性の高いアルミ・ダイキャストを採用した新開発ユニットを搭載。ユニットが発する振動を抑えバッフル強度の向上にも貢献。

●デュアル・フレア・スロット・ポート
 分厚い底板を円筒状にくり貫き、そこから貫通させたダクトをフロントパネルにあるフレア型ポートにつなげる方式を採用。低域のダイナミクスの向上と低ノイズを達成した。なおDFR 52は、リアパネルに通常のバスレフポートも2個備えている。

●新工法による強化エンクロージャーを採用
 トップパネルとサイドパネルを強固に接合する工法により、エンクロージャーの強度を大幅にアップ。振動の大幅な低減が低音の解像度向上に効果を上げている。

「DFR 52」の主なスペック

●形式:3ウェイ・4スピーカー、バスレフ型
●使用ユニット:25mmドーム型トゥイーター、130mmコーン型ミッドレンジ、130mmコーン型ウーファー×2
●インピーダンス:6Ω
●能率:87dB/2.83V/m
●クロスオーバー周波数:90Hz、2.2kHz
●再生周波数帯域:42Hz〜35kHz
●寸法/質量:W185×H1016×D242mm/16.7kg
※仕上げ:ブラックバッフル/ウォールナット・キャビネット