ハーマンインターナショナルは、アメリカ、JBLの新型サウンドバー「Bar 5.0 MultiBeam（バー5.0 マルチビーム）」を2月5日（金）に発売する。オープン価格で、JBLオンラインストアでの販売価格は￥39,800（税込）。
昨今のコロナ禍の影響もあり、動画配信サービスが急速に拡大している。それに伴い、自宅のテレビで迫力あるサウンドで動画コンテンツを楽みたいというホームシアター需要も急激に高まっている。
今回登場したBar 5.0 MultiBeamは、JBLの最新立体音響再生技術を搭載し、リビング等の限られた設置スペースでも劇場さながらの映画体験を提供する、次世代型サウンドバーとなっている。
横幅709㎜の筐体に、5基のスピーカーと4基のパッシブラジエーターを搭載（最大総合出力250Wのデジタルアンプを内蔵）。独自のMultiBeam技術で実現する「リアルサラウンド」と、空間の高低を仮想的に再現するドルビーアトモスの「バーチャルハイト」とのハイブリッド方式で立体的な音響空間を再現できるという。
MultiBeam技術とは、音のビームを放射し、壁で反射させることで実際に左右後方からサラウンドの音声成分を再現するビームフォーミングスピーカーで実現する。ビームフォーミングスピーカーは本体両サイドに2基搭載され、水平方向の音の拡がりを創出するL/Rチャンネルと、ユーザーの後方の包囲感を担うサラウンドL/Rチャンネル双方の音声成分を担っている。
本体正面には、フロントL/C/Rスピーカーを搭載。レーストラック型ユニットで、振動板素材にはJBL伝統のペーパーコーンを採用している。また重低音再生のために、75mm経パッシブラジエーターを上下水平対向にそれぞれ2基、合計4基配備。不要な振動を打ち消し合いながら、質の高い重低音を創出している。
設置関連の機能としては、本体から壁までの距離を測定し自動で音を調整する「AMC（Automatic Multibeam Calibration）」も搭載。場所や部屋のサイズに応じて音のビーム反射が最適化されるので、部屋の形状や壁までの距離に影響を受けることもない。
HDMIはバージョン2.0bに準拠、著作権保護技術HDCP2.3にも対応しているほか、HDR10+とドルビービジョンのパススルーも可能だ。HDMI出力はeARC用にも使える。
またデュアルバンドWi-Fiを内蔵し、AirPlay2やChromecast Built-in、Alexa MRMなどを通してスマートホンやタブレットからシームレスに音楽をストリーミングできる。
「Bar 5.0 MultiBeam」の主なスペック
●使用ユニット：48x80mmレーストラック型ウーファー×5、75㎜径パッシブラジエーター×4
●再生周波数特性：50Hz〜20kHz
●最大出力：250W
●無線機能：Bluetoothバージョン4.2、Wi-Fi（2.4GHz、5GHz）、IEEE802.11 a/b/g/n/ac
●Bluetoothコーデック：SBC
●対応フォーマット：ドルビーアトモス、ドルビーTrue HD、ドルビーデジタルプラス、ドルビーデジタル、AAC、リニアPCM
●接続端子：HDMI出力（eARC対応）×1、HDMI入力(Ver.2.0b/HDCP2.3)、光デジタル、イーサネット、他
●寸法/質量：W709×H61×D101mm/約2.8kg
※付属品：HDMIケーブル(1.2m)×1、電源ケーブル(1.5m)、リモコン、壁掛用取り付け金具