オンキヨーホームエンターテイメントは、「CES2021」において、この春に米国で発売するオンキヨー、パイオニアELITE、インテグラ、各ブランドのAVアンプの新製品全10モデルを発表した。ラインナップは下記の通り。

CES2021で発表された北米販売予定のAVアンプ
オンキヨー:TX-NR5100、TX-NR6100、TX-NR7100、TX-RZ50
パイオニア ELITE:VSX-LX105、VSX-LX305、VSX-LX505
インテグラ:DRX-2.4、DRX-3.4、DRX-5.4

 今回発表の新製品群の主な特徴は、4K/8K時代のコンテンツを楽しむために必要なHDMI2.1に対応したことが挙げられる。同規格は2017年に発表され、日本国内においても2018年12月に新4K・8K衛星放送が始まり、UHD Blu-rayソフトの拡充、あるいはHDMI 2.1対応ゲーム機器の発売など、ワールドワイドに4K・8Kコンテンツを楽しむ土壌・基盤が整ってきている。そこで、今回同社が展開する製品については、HDMI 2.1規格へ対応するとともに、さらに全てのHDMI端子をHDR10+に対応させている。

 また、多チャンネル時代の音場補正機能として、昨年スウェーデンのDirac Research社とライセンス締結した「Dirac Live」を新たに採用(TX-NR6100、TX-NR5100、VSX-LX105、DRX-2.4を除く)。ドルビーアトモスやDTS:Xなどの多チャンネル再生時においても、より簡単に、理想的な視聴環境を構築できる、としている。

 なお、気になる日本での発売については、オンキヨー「TX-RZ50」「TX-NR6100」、パイオニア「VSX-LX305」、インテグラ「DRX-3.4」をベースとした製品を、2021年夏に発売する予定という。価格・発売日などの正式なアナウンスは、後日としている。

オンキヨー「TX-RZ50」の主な特徴
リア端子6系統においてHDMI2.1対応(3端子:8K/60Hz、3端子:4K/120Hz)し、THX Select認証を取得した最大パワー215Wのディスクリートアンプを搭載。「Dynamic Audio Amplification」技術を進化させ、各スピーカーの実力を存分に発揮させると共に、音場補正には新たに「Dirac Live」を搭載することで、広いリビングでも極上のホームシアター空間を実現可能にしたモデル。

オンキヨー「TX-NR6100」の主な特徴
リア端子3系統においてHDMI2.1対応(8K/60Hz対応)し、さらに全てのHDMI端子でHDR10+対応。THX Select認証を取得した最大パワー175Wのディスクリートアンプを搭載。ワイヤレス機能を進化させ、ネットワーク回路はクアッドコアのSoCの採用し、高速演算処理による安定した再生やMIMO (2x2)のWi-Fi接続も実現。Bluetooth送信機能はaptX HDコーデックにも対応する。

パイオニアELITE「VSX-LX305」の主な特徴
リア端子6系統においてHDMI2.1対応(3端子:8K/60Hz、3端子:4K/120Hz)。DSP技術の進化と共に、音場補正には新採用の「Dirac Live」と、「Advanced MCACC」の両者を搭載することで、その音質比較ができる世界随一のモデル。9chアンプにて「Dolby Atmos」、「DTS:X」および「IMAX Enhanced」に対応する。

インテグラ「DRX-3.4」の主な特徴
インテグレーション(設置)作業を大幅に効率化させる、Webブラウザを使ってAVアンプの設定が可能な「Web Setup」、HDMIの不具合が出た際にどこが原因か診断できる「HDMI診断機能」に対応。さらに「Dirac Live」は製品からマイクが届かないところでも、パソコンとオプションマイクを使用しての音場補正が可能となっている。リア端子6系統においてHDMI2.1対応(3端子:8K/60Hz、3端子:4K/120Hz)。

https://onkyo.com/news/images/20210114PR_AVRECEIVER2021_US4.pdf