アマゾンは、Fire TVシリーズの新機能の提供を開始すると発表した。

 昨今のコロナ禍に伴って自宅で過ごす時間が増えたこともあり、配信サービスへの需要が高まっている。配信サービスの会員登録も増えているとかで、それらを視聴するデバイスにも注目が集まっているようだ。そんな中で今回のFire TVシリーズの新機能は、ユーザーにより快適な操作性を提供してくれる嬉しい進化といえるだろう。

 第一のポイントは、UI(ユーザーインターフェイス)のリニューアルだろう。メインメニューを画面中央に配置し、その中からお気に入りのアプリやチャンネルに素早くアクセスできるようになっている。またアプリにカーソルをあわせると、そこで提供されているコンテンツのサムネールもポップアップされるなど使いやすさも考えられている(対応サービスのみ)。

 さらに「探す」「ライブ」といったメニューも便利だ。「探す」では、キーワードはもちろん、映画やTV番組といったジャンル別でも表示されるので、素早く内容を把握できる。「ライブ」はその時点で配信されているライブコンテンツだけを選んで表示してくれる。

 さらに、ユーザー・プロフィール機能も加わったことで、おすすめコンテンツや視聴履歴、ウォッチリストなど最大6名分の利用状況に合わせた管理が可能になっている。

 アレクサの機能面の進化としては、すべてのFire TVシリーズで定型アクションを利用できるようになる(対応内容は機種によって異なる)。定型アクションは、ひとつのフレーズをアレクサに話しかけるだけで、複数の操作を一気に実行してくれる機能だ。アレクサアプリ上で話しかけるフレーズを決め、さらに操作する内容(テレビや正面の電源オン/オフなど)を決めれば一連の処理を実行できるようになるわけだ。

 さらにFire TV Cubeではビデオ通話機能も楽しめるようになる。Fire TV Cubeに対応したロジクールのウェブカメラ「C920n」(別売)をホストUSB変換アダプターを使って接続すれば、同様にカメラをつないだ別のFire TV Cubeやアレクサモバイルアプリ、Echo Showシリーズ、Fireタブレットシリーズなどとビデオ通話できるようになる。

 最後に、Fire TV Cubeではアレクサを利用してテレビチャンネルの切り替えなどの操作にも対応する。Fire TV Cubeのアレクサに話しかけるだけで、テレビの電源や音量操作に加え、地デジやBS/CS/4K放送の切り替え、チャンネル選択、HDMIの入力切り替え等が可能になる。なおこれらの操作は赤外線信号で行なう仕組みで、現時点ではレコーダー等には対応していない。

 アマゾンではこの新UIについて、本日から段階的にWi-Fi経由の自動ソフトウェアアップデートで提供する。まずは9月25日に発売された新世代Fire TV Stickからスタートし、その後2021年以降に段階的に既存デバイス(初代Fire TV Stickを含めて)で使えるようになるとのことだ。