映画ファンにぜひチェックしてもらいたいオンラインイベント「映画の復元と保存に関するオンラインワークショップ2021」が、来る2021年1月23日(土)に開催される。

 2006年から始まったこのワークショップは、映画・映像の復元と保存に関する最新情報や現状、今後の映像アーカイブの課題について共に考え、参加者同士のネットワークを広げ、次世代に活躍する人材育成を目的に、開催されてきた。

 今年はウェビナーでのワークショップとして、全国どこからでも参加できるオンライン開催の利便性を生かし、映像アーカイブに関心のある多くの皆さんに参加して欲しいという思いから、幅広く基本的な知識を提供する原点に立ち返った内容が企画されている。

 映画・映像はかけがえのない文化遺産であることを広く知ってもらい、未来の映像文化をより豊かなものにするために、映画・映像産業に関わる人はもちろん、一般企業、学芸員、研究者、学生、映画ファンなど映画保存に関心を持つすべての方の参加を待っているそうだ。

 受講料は無料だが、事前に申し込みが必要で、申し込み期間は2021年1月12日(火)まで。期間中でも定員に達し次第締め切られるので、興味のある方は早めにエントリーを。申込み方法については、関連リンクのサイトでご確認いただきたい。

「映画の復元と保存に関するオンラインワークショップ2021」
●11:00〜11:15 主催者あいさつ
●11:15〜12:10 講義1「国立映画アーカイブにおけるコレクション形成 映画フィルムの整理と目録作成を行う意義について」大傍正規(国立映画アーカイブ主任研究員)
●12:15〜13:10 講義2「デジタル時代の映画・映像アーカイブにおける課題」大関勝久(名古屋大学未来材料・システム研究所特任教授)
●14:00〜14:55 講義3「映像アーカイブー資料の劣化特性と保管・取り扱いの注意点」佐野千絵(東京文化財研究所名誉研究員)
●15:00〜15:55 講義4「映画関連資料=ノンフィルムについて.京都文化博物館の場合」大矢敦子(京都府京都文化博物館 学芸課 映像・情報室 学芸員)
●16:00〜16:45 ライトニングトーク(3分×15枠)