4K8Kの具体的な受信方法もよくわかる、「超絶体験！4K・8Kスーパーハイビジョンパーク」がスタート。原宿のWITH HARAJUKU HALLで高画質に触れよう

　4K8K放送が気になっている高画質ファン必見のイベント「超絶体験！4K・8Kスーパーハイビジョンパーク」が、11月12日から15日（日）までの4日間、東京・原宿のWITH HARAJUKU HALLで開催中だ。

　この催しは、NHKが4K8K放送の魅力をより多くの方々に知ってもらおうと企画されたもの。入り口の正面にはソニーの8K液晶テレビ「KJ-85Z9H」が設置され、放送中のBS8Kチャンネルが上映されている。さらにその反対側には東芝の4K有機ELテレビ「77X9400」をセット、こちらではBS4Kチャンネルが映し出されていた。

　実はこの2台はフレッツ・テレビ経由で4K8Kを受信している点も注目だ。BS4K放送では左遷偏波を使っているチャンネルも多く、来年3月にスタートするWOWOW 4KやBS8Kを受信するには左遷に対応したBSアンテナが必要だ。しかしマンションなどの集合住宅ではBSの受信システムを簡単に交換できないことも多いようで、そこも4K8Kを楽しむためのひとつの障壁にもなっていた。

　だがフレッツ・テレビやひかりTVサービスを使えば、BSアンテナなしなでも4K8K放送を楽しむことができるわけだ。なお左旋偏波受信のためには対応アダプターも必要だが、スカパー！ ダイレクトショップではこのアダプターを半額で購入できるキャンペーンを実施している。定価￥9,000のところ￥4,500（どちらも税別）で入手できるので、これは嬉しい。

　ちなみに会場での4K8Kオンエア画質を見る限り、一般的なBSアンテナによる受信とまったく遜色はないようで、ソニーKJ-85Z9Hでは8Kの情報量を活かした緻密な映像が再現されていたし、東芝77X9400では有機ELらしい艶のある映像を楽しむことができた。受信機器の問題で4K8Kの視聴を諦めていた方は一度チェックしてみてはいかがだろう。

　その他にも4K有機ELテレビのパナソニック「TH-65HZ2000」を使った展示では、NHKの主な4K番組を視聴が可能。TH-65HZ2000の横に置かれたタブレットに4K番組のサムネールが表示されており、ここから見たい番組をスタッフにリクエストするとそのダイジェストを再生してくれる仕組みだ。『連続テレビ小説』や『大河ドラマ』さらには『ウルトラセブン』『ダーウィンが来た！』など15タイトルが準備されているので、それぞれの4Kクォリティをじっくり確認していただきたい。

　さらにその奥にはシャープの8K液晶テレビ「8T-C70CX1」が展示されている。ここではNHK BS8Kのお薦め番組が順次確認できるので、ぜひ足を止めて8Kの実力を確認していただきたい。

　なおその他にも、4K8K放送の受信方法をわかりやすく説明する展示もあり、担当者が詳しく解説もしてくれるので、自宅の状態などを相談してみるのもいいだろう。

　そして一番奥の扉を入ると、350インチスクリーンと22.2chのサラウンド音響で8K番組を体感できる「8Kスーパーハイビジョンシアター」も設置されている。室内にはソーシャルディスタンスを守って席が並べられ、落ち着いた状態でコンテンツが楽しめるようになっている。

　ここでは8K番組のダイジェストがリピートされているが、その他に初日となった12日は午後7時から8Kスペシャルドラマ『ストレンジャー〜上海の芥川龍之介〜』を上映、事前予約もたいへん好調だったそうだ。

　13日以降も『NHK杯フィギア2019』や『世界三大オーケストラの響き ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団』といった注目コンテンツが上映される。そのほとんどは既に予約が締め切られているが、一部予約不要の上映も準備されているので、気になる方はNHKのサイトで確認のうえ、会場まで足を運んでいただきたい。

　なお新型コロナウイルスの感染防止対策として、会場での検温・消毒や、ソーシャル・ディスタンスの確保などへの協力をお願いするとのこと。当日、発熱のある方やマスクを着用していない方は入場できないので、ご注意いただきたい。

「超絶体験！4K・8Kスーパーハイビジョンパーク」
●日時：11月12日（木）〜15日（日）午前11時〜午後8時（予定）※15日は午前11時〜午後6時
●会場：WITH HARAJUKU HALL　東京都渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU3階