日本が世界に誇るHi-Fiオーディオ製品のブランド「Technics」のオーディオ機器がミニチュアフィギュア(カプセルトイ)として11月下旬より発売される。ラインナップされるのは、DJユースのレコードプレーヤーとして名を馳せた伝説の名機「SL-1200MK2」をはじめ全5機種。価格は、カプセルトイが各¥500(税込)、ブラインドBOXは各¥500(税別)。

 ミニチュアを手がけるのは、8月にはオンキヨー歴代の名機のフィギュア化も行なったケンエレファント。Technics監修のもと、実際の機器がそのまま小さくなったかのような精巧さで、ストロボのドット、目盛やつまみ、コードの差込口など細部に至るまで再現している。

 ラインナップされるのは、クラブシーンやストリートカルチャー、DJカルチャーシーンで愛された名機たちで、1979年に発売され、DJユースのレコードプレーヤーとして名を馳せたアナログターンテーブル「SL-1200MK2」、2019年発売の「SL-1200MK7」、DJプレイ専用に開発されたアナログ2ch DJミキサー「SH-DJ1200」などなど。

 また、アナログターンテーブル(SL-1200MK2/SL-1200GLD/SL-1200MK7)には、全種ダストカバーが付属し、さらにアームは可動式となっているので、針を落とす感触を味わうこともできる。さらに、アナログターンテーブルには、ラッキーアイテムとして「LP盤」がランダムに同梱されるというファンにはたまらない仕様。

<商品ラインナップ>
「SL-1200MK2」(1979年)

DJユースのレコードプレーヤーとして名を馳せた伝説の名機。堅牢なアルミダイカストボディによる耐久性、ピッチコントロールの調整の操作感の高さなど、圧倒的な高品質でユーザーたちに驚きと信頼を獲得。SL-1200シリーズで初めて100mmスライド式ピッチコントローラーが搭載された機種でもあり、ミニチュアでは、コントローラーも目盛も精巧に再現している。

「SL-1200GLD」(2004年)

2004年に、SL-1200シリーズの生産累計300万台達成記念モデルとして、3,000台限定で発売された。各パーツには金メッキが施され、限定シリアルナンバー入りの記念プレートが埋め込まれたボディは、記念モデルにふさわしい特別感あふれる仕様。本機の特徴である金メッキ塗装や記念プレートは、ミニチュア開発でも調整に調整を重ね、実際の商品と同様のカラーを忠実に再現している。

「SL-1200MK7」(2019年)

「MK6」生産完了から約9年、多くのレコードファンや、DJからの熱烈なラブコールを受けて、開発されたモデル。「SL-1200GLD」と同じブラックタイプのボディだが、SL-1200GLDとは異なるマットな質感のボディを、塗装により再現。

「SL-DZ1200」(2004年)

ダイレクトドライブ方式の自走式CD用プレーヤーデジタルターンテーブル。各種ボタン、つまみや側面の差し込み口などを再現。ボタンに印字されたナンバーも再現。CDパーツが付属し、CDパーツは出し入れが可能となっている。

「SH-DJ1200 × EAH-DJ1200」(1996年/2019年)

DJプレイ専用アナログ2chミキサー「SH-DJ1200」。当時はシルバーとブラックの2色が発売され、「Technics ミニチュアコレクション」ではブラックタイプをミニチュアフィギュア化している。光沢感のあるボディと、ゴールドで印字された目盛が印象的な同機を、目盛の細かさ、上部側面にあるプラグの差し込み部分など細部までこだわって再現している。

 一方、DJモニタリングヘッドフォン「EAH-DJ1200」は、1996年に発売された「RP-DJ1200」のデザインをベースにし、音質から性能まで全ての面が一新された製品。ターンテーブルやCDプレーヤーと組み合わせて飾ることで、DJシーンを再現することができる。

ラッキーアイテム「LP盤」

アナログターンテーブル(SL-1200MK2/SL-1200GLD/SL-1200MK7)を対象に、ラッキーアイテムとして「LP盤」をランダムで封入。LP盤は直径約3cmでありながら、レコード盤面の溝を再現。アナログターンテーブルと組み合わせることで、ミニチュアでスクラッチする感覚を楽しむことができる。