エミライから、FiiO ElectronicsのユニバーサルIEM「FH3」「FD1」が発売された。価格はオープンで、それぞれの想定市場価格は、FH3が¥16,700前後、FD1は¥8,200前後となる。

 FH3は、ベリリウムコーティングを施した10mm径ダイナミックドライバーと、Knowles製バランスド・アーマチュア(BA)ドライバー×2の、合計3基のドライバーを搭載した3ウェイ仕様のハイブリッドイヤホン。

 中でも高域用のBAドライバーについては、ノズルの先端付近に配置することで、音がよりダイレクトに耳に届き、不要な反射や音導管を通ってくる際のロスを限りなく低減させることができることから、クリアなサウンドが楽しめるという。

 また、ケーブルの脱着も可能で、コネクターはMMCX、プラグはL字形状の3.5mmステレオミニとなる。ケーブル線材には、銀メッキ高純度単結晶銅からなる96本の素線を4本編みとし、充実な伝送を行なえるよう設計されている。

FH3の主な特徴
・BAドライバー2基+ダイナミックドライバー1基による、3Wayハイブリッド構成
・独立した2基のKnowles製BAドライバーの採用で、クリアな高域としなやかな中域を再現
・ベリリウムコーティングした10mmダイナミックドライバーを採用。高速応答性と力強い低域を実現
・高域用BAドライバーをノズル先端に近づけて配置することで、付帯音を低減
・音導管を帯域別に分割・最適化することでドライバーの真価を発揮させる「S.TURBOテクノロジー v2.0」を採用
・外耳と中耳の圧力を均一化する「バランスド・プレッシャーリリーフ・テクノロジー」の採用で、サウンドステージ再現を大幅に改善
・航空宇宙グレードのアルミ・マグネシウム合金製シェルを採用
・銀メッキ高純度単結晶銅線・3.5mmプラグ・MMCX端子のケーブルが付属

 一方のFD1は、ベリリウムコーティングした10mm径のダイナミックドライバー1基の、シングル仕様のイヤホン。強力な磁束密度を誇るデュアルマグネット磁気回路の搭載で、パワフルな低音再生が楽しめるという。

FD1の主な特徴
・10㎜径ベリリウムコーティング振動板ダイナミックドライバーを採用
・約1テスラの磁束密度を誇るデュアルマグネット磁気回路を採用
・外耳と中耳の圧力を均一化してサウンドステージ再現を大幅に改善する「バランスド・プレッシャーリリーフ・テクノロジー」を採用
・金メッキ処理アルミ合金製固定リングによりドライバーを強固に固定
・多層レイヤー・セルロイド製フェイスプレート
・4本編み高純度単結晶銅導体ケーブル付属