株式会社ステレオサウンドは、来たる10月23日より、70年代を駆け抜けたバンド「アリス」の名曲をずらり収録したベリーベスト盤をSACD/CDのハイブリッド仕様として発売する。本作は、すでに予約注文を受付中だ。

●SACD/CD「アリス」のご予約注文はこちら
https://www.stereosound-store.jp/fs/ssstore/3322

Stereo Sound ORIGINAL SELECTION Vol.8 「アリス」(SACD/CD)SSMS-045 4,950円(税込)

収録曲は下記リンク先にてご確認ください
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 これまでにも、オーディオシステムでお聴きいただきたい音楽ソフトとして、数多くの高品質盤をリリースしてきたステレオサウンドだが、本盤もその例に漏れず、こだわりのマスタリング・プロセスによって制作されている。

 まず最初に実施するのが、できるだけ上流に近いマスター素材探し。ここは音質を決めるステップでもあるので、もっとも多くの時間を費やす工程。良質なマスター素材を手にすることができれば、ディスクの音質は保証されたようなもの。最小限のマスタリング作業で良質なサウンドをみなさまにお届けすることができる。

今回使用されているアナログマスター。2曲のみ、デジタルマスターを使用している

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 アリスについては、今年5月、アナログレコードをリリースしているが、アナログ盤と共通の収録曲もすべてアナログマスターテープからリマスタリングしていることをまずお断りしておきたい。

 今回のマスタリングは、アナログ盤制作でも敏腕をふるった、ミキサーズラボを率いる三浦瑞生さんにお願いしている。三浦さんは、著名アーティストのレコーディングに数多く携わってきたスーパーエンジニア。なかでも谷村新司さん、そしてバンドとしての「アリス」によるアルバム制作を多数こなしていることから、よりリアルなサウンドをお届けするために、これ以上心強い味方はいないだろう。

ライナーノートをご担当いただく、オーディオ、オーディオビジュアル評論家の潮晴男先生にも、マスタリングに立ち会っていただきました

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 本盤の制作で製作陣が着目したのは、マスタリングを終えたデジタル音声信号ファイルを、プレス工程に送るためのハードディスクへ記録する際の音質変化。このハードディスクに記録したデジタル信号再びアナログに戻し、マスタリング直後の音質と聴き比べてみると、わずかだが音質が異なるのだ。そこで今回はこの部分にメスを入れ、両者の音質に生じる音の変化を最小限に留めるための工夫を取り入れている。ここではその詳細は明かさないが、このディスクを入手したら、ぜひ、ブックレットを参照しながら、その高音質ぶりに耳を傾けて欲しい。かつて聴いたことのないサウンドに驚くはずだ。

 発売は10月23日。オーディオシステムの音質を磨きながら、ディスクがお手元に届く日を心待ちにしていただきたい。

よりマスター素材に近いサウンドをSACD/CD化するために使用されたスタジオ機材

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