パナソニックは8月27日、コロナ禍によって増えているおうち時間の過ごし方を充実させるための提案を、「今どきのテレビ視聴術~見逃さない女(ひと)~」と題したオンラインセミナーで公開した。取り扱う製品は、いわゆる「黒モノ家電」と呼ばれるテレビとレコーダーだ。

トークセッション

 切り口は“ママ世代”であり、予め20~50代の女性600名にアンケートを募り、そこから浮かび上がってきた「テレビ」と「レコーダー」の不便な点を解消するような使い方提案をする、というのが趣旨だ。

 ゲストとして参加したのは、そのママ世代の中から、仕事と子育てを両立させながら、インスタグラマーとしても活躍している「原田沙奈子」と「むらたさき」の二人。原田はブランドディレクターとして働きながら一人娘を、むらたはイラストレーターとして活躍しながら3人の子供を育てている。ちなみに、司会は関本なこ。

ゲストの原田沙奈子

ゲストのむらたさき

 以下、アンケートの結果をもとに話を進めると、

<黒モノ家電のイメージは>
生活に欠かせない/機能が多い/機能を使いきれていない

<テレビ・レコーダーを使いこなせていないと思うことが…>
頻繁にある/ときどきある

<テレビを見る時間は>
とても増えた/やや増えた

<テレビ番組の見逃しが>
頻繁にある/ときどきある

 という内容になっており、原田は、番組予約も含めて使いこなせている、と豪語していたが、蓋を開けてみると、パナソニックのレコーダーの中でも全録に対応する「全自動ディーガ」を使っていたというオチ。

 一方のむらたは、機械に弱いユーザー代表という立ち位置で、「W録できるレコーダーを持っているけど、未だにW録予約ができない」「テレビはよく見ているけど、最近壊れてしまって……」と、切実な悩みを抱えている様子。

 パナソニック側の回答(提案)は、レコーダーではお分かりの通り、予約作業いらずで約1か月分の番組を自動で全録してくれる「全自動ディーガ」を訴求していた。同時に、スマホ用アプリ「どこでもディーガ」を使えば、レコーダーに録画した番組をスマホで見たり、番組データを持ち出して出先でも再生できる、というデモも行なっていた。

「全自動ディーガ」

 一方、見る=テレビでは、テレビの置いてあるリビングでの視聴だけでなく、キッチンやお風呂、寝室など、隙間時間、あるいはリラックスしている時間/場所など、いつでもどこでものユビキタスなテレビ視聴が楽しめる「プライベート・ビエラ」を訴求。

「プライベート・ビエラ」

 チューナーユニットとテレビ本体が分離した2ピース構成となっているので、テレビ部分を好きな場所(宅内)に持ち運んで、自由自在にテレビが見られます、というデモを展開していた。テレビ部分は防水仕様であるので、お風呂やキッチンなどの水回りでも安心して使えます、という製品担当の説明に、むらたは「キッチンで使いたい」、原田は「お風呂場で優雅に使いたい」と、コメントしていた。

「プライベート・ビエラ」のテレビ部分は防水仕様なので、水につけても大丈夫、というデモ

 なお、パナソニックでは、今回のコロナ禍でもテレビとレコーダーの販売は堅調だそうで、今回のようにテレビやレコーダーの使い方や便利な点を、「ホームビューイング!」というコンセプトに沿って、今後もおうち時間の充実を図れるような提案をしていきたい、としている。