イスラエルのスピーカーブランドMorel(モレル)のBluetoothスピーカー「Hogtalare」(ホーグタラレ)が、今秋の日本上陸を予定しているという。

Bluetoothスピーカー「Hogtalare」。カラーリングは、赤(写真)、青、白、黒の4色をラインナップ

 Hogtalareは、世界中に多くのファンを持つMorelによって開発された製品で、2ウェイ・3スピーカーという構成で、総合150Wというパワフルなアンプを内蔵しているのが特徴。Hogtalareという名称は、スウェーデン語で「スピーカー」という意味だそうで、設計段階で、北欧デザインの影響を強く受けたことがその理由という。

 再生周波数帯域は36Hz~20kHzを持ち、先述した150Wのアンプによって、迫力の低音が楽しめるよう設計されている。また、コーデックについてはaptXをサポートしており、日本市場への浸透にも充分な仕様と言えるだろう。

スピーカーグリルを外した状態

 デザインは、幅330×高さ330mmというスクエアなもので、レコードジャケットと並べても面白そうだ。奥行は170mmと薄型なので、ラックや本棚などへの設置も比較的容易に行なえるだろう。ちなみに、イケアの田の字型ラック「kallax」とのマッチングも図られているそうだ。

 リアにはUSBポートもあり、「Chromecast」を挿せば、Wi-Fi経由での音楽再生も楽しめるようになっている。なお、本Hogtalareを2台組み合わせれば、ステレオ再生も可能となる。

 スピーカーグリルはマグネットによる着脱式で、左下にあるタブを引っ張ると簡単に取り外しが可能だ。なお、操作ボタンはフロント下部にまとめられており、点灯するため、グリル越しでもボタンの視認性はよい。ちなみに「Bluetooth」のペアリングボタンは、右から2番目にあり、〇を二つ組み合わせたデザインになっている。日本ではBluetoothの頭文字「B」を象ったデザイン(仮面の忍者赤影のマスクを横にしたようなもの)となっていることもあり、新鮮な印象だ。〇ボタンを押せばすぐにペアリングモードになるので、操作も簡単。

操作ボタンはグリル越しでも視認性はよい。〇が二つ重なったものがBluetoothのペアリングボタン

 音質については、筐体ががっしりと作り込まれていることもあり、相当に引き締まった低音が特徴と言えるだろう。2ウェイ構成であるが、トゥイーターとのバランスは、グリルを付けた状態では悪くなるので、ここは定石通りグリルを外して再生したい。総合150Wのアンプによって、低域はかなりパワフルに再生されるし、音量もかなり出るので、パーティ用途などで、音圧を楽しむという使い方が合っているだろう。

Hogtalareの主な仕様
型式:2ウェイ3スピーカーバスレフ型
ユニット:1.9mmソフトドーム型トゥイーター×2、150mmダブルマグネットウーファー×1
アンプ:50W×3(総合出力150W)
Bluetooth:ver4.2
コーデック:SBC、aptX
入力端子:AUX(3.5mmステレオミニ)
寸法:W330×H330×D170mm
質量:7.8kg