パナソニックは、小型・軽量サイズのミラーレス一眼カメラLUMIX「DC-G100」を8月20日に発売する。標準ズームレンズ、トライポッドグリップ付属の「DC-G100V」と、標準ズームレンズ付属の「DC-G100K」の2種類で、価格はどちらもオープン。

 DC-G100は、日常や旅先での思い出を動画で楽しむVlog(ブイログ=ビデオブログ)を簡単に高画質・高音質で記録できるよう、動画性能を充実させている。

 4K動画撮影はもちろん、高音質にもこだわって「OZO Audio by Nokia」を採用。臨場感あふれる音声記録を実現した。さらに、顔・瞳認識AFと連動し、自動で収音範囲を調整する内蔵マイクモードも搭載している。

 歩き撮りや自分撮り時にも手ブレを抑える5軸ハイブリッド手ブレ補正機能や、ピントや露出を自動で調整する動画自撮りモードも搭載するなど、撮影アシスト機能も万全だろう。

液晶モニターは3インチの約184万画素タイプ。可動式で様々な角度からの撮影にも対応する

 「DC-G100V」の主な特長は以下の通り。

●「OZO Audio by Nokia」採用
 撮影シーンに合わせて最適な音声記録を5つの指向性のモードから選択できる内蔵マイクを搭載。Nokia社製のOZO Audioを採用した高音質な内蔵マイクは、カメラがシーンに合わせて自動調整する「オートモード」、前後左右360°の広い範囲を収音する「サラウンドモード」、カメラ前方の音声を明瞭に収音する「フロントモード」、顔・瞳認識AF使用時に最適な収音範囲に自動調整する「トラッキングモード」、撮影しながらカメラ後方の音声も収音できる「ナレーションモード」が選択可能。

●新たな5軸ハイブリッド手ブレ補正
 ジャイロセンサーが細かなブレを検知し、カメラ本体に搭載した5軸の電子手ブレ補正と、レンズに搭載した2軸の手ブレ補正(O.I.S.)が連動して手ブレを抑制する5軸ハイブリッド手ブレ補正を実現。歩き撮り時の大きな手ブレや、自分撮り時の細かな手ブレを補正することで、快適な撮影をサポート。

●自分撮り時のピントや露出を自動調整する動画自撮りモード
 モニターを回転するだけで自撮りモードに切り替わり、被写体のピントの背景抜けを抑えながら背景もしっかりと捉え、同時に被写体の露出もカメラが自動調整する。

●スロー&クイック撮影専用モード
 モードダイヤルからすぐにアクセスできるスロー&クイックモードを搭載。約4分の1倍のスローモーション動画(フルHD 30p時)や、約8倍のクイックモーション動画(フルHD 60p/30p時)などを簡単に設定できるので、日常や旅先の様子をシネマティックに記録できる。

●約412gの小型・軽量ボディ
 付属レンズを装着した状態で約412gと軽量・コンパクト。マイクロフォーサーズカメラらしい高い機動性で、日常のスナップから旅先の風景まで、こだわりの写真撮影や動画記録が楽しめる。

●20.3M Live MOSセンサー、ヴィーナスエンジン搭載
 20.3M Live MOSセンサーと、マルチプロセスNRにより、解像度・質感を維持しながらノイズを抑え、モアレや偽色も低減処理で効果的に抑えるヴィーナスエンジンを搭載。20.3M Live MOSセンサーは光学ローパスフィルターを取り除くことで、よりダイレクトに光を感知でき、映像の高解像化を実現している。

●トライポッドグリップ(DC-G100Vのみ同梱)
 DC-G100Vに付属するトライポッドグリップは、動画記録ボタン、静止画シャッターボタン、スリープボタンを搭載し、快適な動画撮影をサポート。ミニ三脚としても使用可能で、カメラを固定した撮影でも活用できる。

「DC-G100V」に付属するトライポッドグリップを取り付けた状態。トライポッドグルップは単体での購入も可能

「DC-G100V」の主なスペック

●型式:レンズ交換式デジタル一眼カメラ
●記録メディア:SD/SDHC/SDXC
●レンズマウント:マイクロフォーサーズ
●撮像素子:4/3型Live MOSセンサー
●カメラ有効画素数:2030万画素
●ファインダー:アスペクト比4:3、0.4型約368万ドット相当 強誘電LCOSビューファインダー
●液晶モニター:アスペクト比3:2、3.0型約184万ドットモニター、静電容量方式タッチパネル搭載
●寸法/質量:W約115.6×H約82.5×D約54.2mm(突起部を除く)/約345 g(本体、バッテリー、メモリーカード1枚含む)、約412g(付属レンズ12-32mm、本体、バッテリー、メモリーカード1枚含む)