クリエイティブメディアから、オーディオ ホログラフィ技術「Super X-Fi」を搭載した、USB Type-Cコネクター仕様の有線イヤホン「Creative SXFI TRIO」が、7月上旬に発売される。価格はオープンで、直販サイト価格は¥13,455(税別)。

 Creative SXFI TRIOは、個々人の音の聴こえ方にパーソナライズしたサウンド=オーディオ ホログラフィ(いわゆるバーチャルサラウンド)が楽しめるSuper X-Fiに対応した、DACアンプ内蔵の有線イヤホンだ。

Super X-Fiについてはコチラを参照
https://online.stereosound.co.jp/_ct/17251708

 Super X-Fiについては、ワイヤレスヘッドホン「CREATIVE SXFI THEATHER」のレビュー記事(https://online.stereosound.co.jp/_ct/17339315)でもお伝えしたように、より精度をアップさせた第2世代のアルゴリズム「Gen2」に対応した仕様になっている。

 さて、Creative SXFI TRIOのイヤホンの仕様としては、型番から分かる通り、ドライバーにはダイナミック型×1、バランスド・アーマチュア(BA)型×2の、合計3基(=TORIO)を搭載したハイブリッドタイプとなる。これは、同社ハイレゾ対応有線イヤホン「Aurvana Trio」と同等の構成となるそうで、10mm径のダイナミックドライバーからはパワフルな低域を、BAドライバーからは繊細でクリアーな中高域を、それぞれ楽しめるということだ。再生周波数帯域は、8Hz~30kHzとなる。

 DACアンプは「SXFI WIRE」と命名されており、現行スティックタイプのSuper X-Fi対応のヘッドホンアンプ「Creative SXFI AMP」に対して、約40%の小型化がなされている。オーディオ ホログラフィを作り出すDSPは、オリジナルの「UltraDSPチップ」であり、SN比は最大100dB、IMD(相互変調歪)は0.008%というスペックを誇る。

 なお、本Creative SXFI TRIOは、Creative SXFI AMPと同じように、Androidスマートホン、PC(Win、Mac)のType-Cポートに直接接続が可能で、PCと接続した場合は、7.1ch、5.1chのサラウンドオーディオの再生に対応し、Super X-Fiによってリアルな音場が楽しめるようになる。

 ちなみに、本機にはマイクも内蔵されているので、オンライン会議やビデオ通話、あるいはボイスチャットも可能。そうした通話にもSuper X-Fiの効果をかけることができ、自然な音場の中で通話が行なえるという。

Creative SXFI TRIO主な仕様
ドライバー ユニット:10mmダイナミック型 バイオセルロースドライバー、デュアルバランスド・アーマチュアドライバー
周波数特性:8Hz~30kHz
マイク:無指向性MEMSマイク
インターフェイス:USB-C
全長:約1.2m
質量:約29g
付属品:専用USB C-to-A変換アダプター(データ転送用)、シリコンイヤーピース(6サイズ 各1ペア)、ケーブルクリップ、キャリーポーチ、クイックスタートガイド/ハードウェア保証書

<必要なシステム>
SXFI App(Super X-Fiプロファイル作成)
 カメラを搭載しAndroid 7.0以降が動作するAndroidスマートホン
 iOS 11.0以降が動作するiPhoneやiPadなど

SXFI App(Super X-Fiプロファイル転送)
 USB-C搭載のAndroid 7.0以降が動作するAndroidスマートホン
 Windows 10 1703以降が動作するPC
 Mac OS 10.13以降が動作するMac

USB接続(オーディオ再生)
 Android 7.0以降が動作するAndroidスマートホン
 Windows 10 1703以降が動作するPC
 Mac OS 10.13以降が動作するMac
 PlayStation 4 / 4 ProやNintendo Switchなど