アユートから、オーストラリアBurson Audioの据置型ヘッドホンアンプ「Conductor 3X Reference」が、6月26日に発売される。価格はオープンで、直販価格は¥169,980(税込)。

 Conductor 3X Referenceは、USB DAC機能、プリアンプ機能を搭載したヘッドホンアンプ。据置型だが、ハーフコンポサイズという、コンパクトにまとめてられている。DACには、SABRE32/ESS ES9038Q2Mを左右独立したデュアル構成で搭載。サンプリング周波数は、PCMは786kHz/32bit、DSD512のネイティブ再生を可能としている。

Conductor 3X Reference主な特徴
■純 A級アンプ、XLRバランスでの高出力&超低歪み設計
 純 A級動作の増幅回路で XLRを使用したバランス駆動によって、1chあたり7.5W(シングルエンド時 3.75W)の高出力と、高いSN比&ダイナミックレンジを実現。電源(MCPS)は、ディスプレイや DAC等すべて個別に供給することで、低ノイズ・低インピーダンスも図っている。また、XLRバランスの使用で超低インピーダンスも実現しているので、プリアンプとしても使用可能となっている。

■独自のオペアンプ「V6 Vivid」搭載
 「V6 Vivid」は「Conductor V2+」に搭載された独自のオペアンプ「V5 SS」を改良した、後継機。各種サウンドの表現力を向上させている。

■PCM 768kHz/32bit、DSD512対応USB-DAC
 DACには定評のある ESS社 SABRE32 DAC[ES9038Q2M]を左右独立して 2基搭載することで、上記サンプリング周波数のネイティブ再生に対応。

■クールケース
 優れた放熱性をもつヒートシンクを兼ねた高密度アルミニウム製のケースを採用。従来の Conductorシリーズと比較して、300%もの熱効率化を実現。

■プリアンプ機能搭載
 フロントパネルのメニュー上から入力ソースと出力先を選択することで、ヘッドホンアンプモードとプリアンプモードの切替えが可能。XLRプリアンプ出力(1Ω)と XLRラインレベル DAC出力(25Ω)を搭載する。

■Bluetooth 5.0、aptX HDに対応
 USB Type-Cの USBデジタル入力に加え、光・同軸の S/PDIFのデジタル入力も搭載。アナログ入力は XLRライン入力が 2系統、及びゲーミングなどに最適なマイク入力端子も搭載する。また、Qualcomm社製 CSR8675の搭載で aptX HDコーデックの無線接続もサポートする。

■リモコン付属
 コンパクトでスマートなリモコンを付属。音量や入力ソース、出力先の遠隔操作が可能。

Conductor3XReferenceの主な仕様
ボディカラー:スペースグレー
素材:高密度アルミニウム
D/Aコンバーター:ESS ES9038Q2M×2
出力端子:6.3mmヘッドホンジャック、XLRバランスヘッドホンジャック、XLRプリアンプ出力、XLRラインレベルDAC出力入力端子XLRライン入力×2、USB Type-C入力、RCA同軸入力、光デジタル入力(角型)、Bluetooth5.0、マイク入力(3.5mm)
出力インピーダンス:ヘッドホン出力0.5Ω、プリアンプ出力1Ω、ラインレベルDAC出力25Ω
入力インピーダンス:40kΩ
ヘッドホン出力(片側)XLRバランス/6.3mmシングルエンド
THD/THD+N:0.0015%未満/0.0005%未満(1kHz)
クロストーク:-142dB@1kHz、-135dB@20kHz
対応レート(ネイティブ):PCM最大768kHz/32bit(S/PDIF最大192kHz/24bit)、DSD最大512(22.4MHz/1bit)
Bluetooth:Bluetooth5.0
コーデック:aptX HD
対応OS:Windows10、MacOSX以上、iOS、Android(OTG機能必須)
電源専用:ACアダプター
寸法:約W255×H70×D270mm
質量:約5kg
付属品:専用ACアダプター、専用電源ケーブル、USB Type-Cケーブル、リモコン、六角レンチ、OTG変換アダプター、予備ヒューズ、スペアICオペアンプ×4