バッファローは、Wi-Fiブランド「AirStation」の新製品として、Wi-Fi 6に対応するWi-Fiルーター3モデル「WXR-5700AX7S」「WSR-5400AX6」「WSR-1800AX4」を、7月上旬から順次発売する。価格は下記の通り。

WXR-5700AX7S オープン価格(実勢¥28,000前後) 8月下旬発売
WSR-5400AX6  オープン価格(実勢¥16,500前後) 7月上旬発売
WSR-1800AX4  オープン価格(実勢¥9,000前後)  7月上旬発売

 AirStationは、今年20周年を迎える息の長いサブブランドであり、ネット環境の普及に合わせて、「より使いやすい製品を」というキーワードに沿って製品を展開してきた。折しも新規格Wi-Fi 6の端緒と、コロナ禍によるテレワーク需要の拡大によって、家庭内では、より速く、より多くの機器が、より安定してネット環境(=Wi-Fi環境)に接続することが求められるようになってきており、当初の計画を前倒しして今回、一挙に新製品3モデルを発表。7月上旬より発売することとなった。

 Wi-Fi 6(11ax)では、一世代前の規格であるWi-Fi 5(11ac)に比べて、通信速度は最大4803Mbps(5GHz 約2.7倍)に高速化されているのに加え、複数の機器(デバイス)の同時接続性も高められており、さらにルーターから離れた場所での使用(接続)においても、速度の向上策が盛り込まれているのが特徴となる。

 バッファローでは、今春のコロナ禍によって促進されたWi-Fi市場が、来年6月には約半分がWi-Fi 6対応になると予測。昨年の10月にはいち早くWi-Fi 6対応のフラッグシップモデル「WXR-5950AX12」も市場に投入しており、本日発表の3モデルを合わせて、ルーター市場でのシェア拡大を狙いたい、としている。

 さて、新製品を個別に見ていくと、フラッグシップWXR-5700AX7Sは、動画視聴やゲーミング用途に向けたモデルであり、10G対応ポートの搭載、特定方向に電波を強化できる外部アンテナの搭載が特徴となる。

 ミドルクラスのWSR-5400AX6は一般的なホームユースを想定していて、家族それぞれがテレワーク、動画視聴、スマホ利用といった接続を同時に行なっていても、Wi-Fi 6のメリットを享受できるような設計を施している。ポートは1G対応、アンテナは内蔵式となる。

 エントリークラスのWSR-1800AX4は、Wi-Fi 6 対応のスマートホンとの組み合わせを想定した製品で、(ルーターと)近距離の使用であれば、最大900Mbpsの通信速度が出せるという。