ソニーPCLは、昨年12月に開設した3D音響のサウンドデザインに対応する “イマーシブサウンドスタジオ” において、国内の常設スタジオとして初めて360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)に対応したコンテンツの制作環境を整えたことを発表した。

 360 Reality Audioは、オブジェクトベースの空間音響技術で実現される音に包まれる音楽体験で、対応ストリーミングサービスを通じて楽しむことができるというものだ。日本では現時点で、Amazon Music HDとEcho Studioの組み合わせで体験可能となっている

 ソニーPCLの “イマーシブサウンドスタジオ” では、360 Reality Audioを活用することで、 クリエイターの創造性を呼び起こすような音楽コンテンツ等の制作が可能になるとのことだ。

「イマーシブサウンドスタジオ」の主な機材リスト
●Control Surface:
 Avid Artist Mix(8ch Fader)
 JLCooper Electronics MCS Panner
●DAW:
 Avid Pro Tools HDX with Ultimate (Ver,2019.12)+MTRX I/O(MADI 64ch In/Out、AES 16ch In/Out、Analog 16ch Out)
●Speaker:
 JBL LSR-32(L/C/R)
 Procella Audio P8(LW/RW/Lss.Rss/Lrs.Rrs/Ltf/Rtf/Ltr/Rtr)
 M&K MPS-5310(LFE)
 Procella Audio P15FP(LFE3、4)