ナスペックは、PRIMARE(プライマー)の新製品として、ネットワークプレーヤー「NP5 PRISMA」、および、オプション・モジュール「DM35」「SM35」を5月20日に発売する。価格は、NP5 PRISMAが¥80,000(税別)、DM35は¥75,000(税別)、SM35は¥75,000(税別)。

 NP5 PRISMAは、幅143×奥行125mmというコンパクトなサイズのネットワークプレーヤーで、デジタル音声出力(光、同軸)に特化した製品。DAC機能は搭載していないため、別途DAC製品を組み合わせる必要はあるが、PRIMAREの提供するネットワークプレーヤー機能「PRISMA」を手軽に、所有するシステムにアドオンできる。DSDファイルについては、PCMに変換しての出力となる。

 なお、Chromecast built-in、AirPlay、Spotify Connectに対応しており、今後、Roon Redyもサポートする予定という。

NP5 PRISMAの主な仕様
再生可能フォーマット:WAV、LPCM、AIFF、FLAC、ALAC、MP3、MP4(AAC)、WMA、OGG、DSD
入力:USB-Type A×1、LAN IN×1(up to 192kHz/24bit、DSD128/5.6MHz)
対応プロトコル(LAN):DLNA/UPnP
ストリーミング:Chromecast built-in、AirPlay、Spotify Connect
デジタル出力:COAX×1、TOS-LINK×1(48 or 96or 192kHz out/固定)
コントロール:RS232
消費電力:スタンバイ時2.9W / アクティブ時3.6W
寸法:W143×D125×H36mm(突起部含む)
質量:0.5kg

 DM35は、プリメインアンプ「I25」「I35」、プリアンプ「PRE35」にUSB-DAC機能を追加するオプション・モジュール。

 そのDAC部には、AKMの32bitステレオ仕様の「AK4497EQ」を採用。S/N比は「-128dB」、THD+Nは「-116dB」というハイスペックを実現しているのに加え、新開発の「OSD Doublerフィルター」によって200kHzまでフラットなノイズフロアも達成しているという。

 なお、後述するSM35をさらに追加すれば、同社のネットワークプレーヤー機能PRISMAにも対応可。

DM35の主な仕様
デジタル入力:TOS-LINK×4、COAX×2(192kHz/24bit)、USB-Type B×1(up to 768kHz/32bit、DSD256/11.2MHz)
デジタル出力:COAX×1(analog in = 48 or 96kHz out、digital in = pass-through)

SM35は、CDプレーヤー「CD35」および、先述したDM35を搭載したI25、I35、PRE35にPRISMA機能を追加するオプション・モジュール。

 ネットワークプレーヤー機能としては、DSD5.6MHz、192/24bitまで対応しており、DM35同様にChromecast built-inなどもサポートしている。

SM35の主な仕様
再生可能フォーマット:WAV、LPCM、AIFF、FLAC、ALAC、MP3、MP4(AAC)、WMA、OGG、DSD
入出力:USB-Type A×1、LAN IN/OUT×各1(up to 192kHz/24bit、DSD128/5.6MHz)
対応プロトコル(LAN):DLNA/ UPnP
ストリーミング:Chromecast built-in、Air-Play、Spotify Connect