ヴィンテージ記事では英・独・米製中小型スピーカー14モデルを試聴します

『管球王国』96号の特集企画は「2台目に選びたい最新の個性派アンプ 17モデル試聴」。愛用の管球式アンプに続く2台目となるアンプを探る試聴です。隠れた名球によるアンプや「真空管+半導体」のハイブリッド構成アンプ、際立った個性を持つハイグレードな管球式アンプまで、音の魅力を徹底リポートします。ヴィンテージ記事は「ヴィンテージスピーカー[中・小型システム篇]英・独・米製スピーカー14モデル試聴」です。1970年代の海外中小型スピーカーを管球式アンプで試聴し、かつて聴けなかった音の魅力を発見します。実験工房「重量級ヘッドシェル15機種の本質を探る」では、定番のMC型カートリッジであるデノンDL103の真価を引き出せるヘッドシェルを試聴しました。熟達した設計者によるアンプ製作を回路図とともに展開する「マイ・ハンディクラフト」では、魅力あるヴォーカル再生をターゲットとしたビーム管6V6シングルアンプと、1日のクラフトで完成する電池駆動式・超小型D級アンプ+8cm口径スピーカーが登場します。

特集「2台目に選びたい最新の個性派アンプ 17モデル試聴」は、音源に合わせてアンプを使い分ける愉しみやステップアップで新しい音の世界に挑む愉しみを求めて、現在のアンプに続く存在となる魅力に溢れた管球式アンプを探ります。試聴は三浦孝仁氏(左)と吉田伊織氏(右)です。

ヴィンテージ記事は「ヴィンテージスピーカー[中・小型システム篇]英・独・米製スピーカー14モデル試聴」です。半導体型アンプが主流となった1970年代の海外中小型スピーカーを管球式アンプで鳴らし、時代を超えた価値を持つ音を探ります。試聴アンプはアルテック1567Aプリ+1568Aパワーアンプとクォード33プリ+303パワーアンプです。ヴィンテージ・オーディオ専門店で長年のキャリアを持つ土井雄三氏、ヴィンテージ・オーディオの優れたメインテナンス技術を持つ杉井真人氏、新 忠篤氏による取材です。

「実験工房」は「重量級ヘッドシェル15機種の本質を探る」です。ウッド、アルミニウム、チタンや石英ガラスなど多彩な素材が活かされた重量級ヘッドシェルを選び、MC型カートリッジのデノンDL103でいかに新しい音が聴けるか、試聴で探ります。テスターはかつてフィデリティ・リサーチ(FR)で設計を担当し現在はカートリッジのメインテナンスを行なう古屋 明氏(右)と新 忠篤氏(左)です。

「マイ・ハンディクラフト」ではカトレアの小池儀治氏による6V6シングル・パワーアンプ(上写真)が登場。現代的な描写力を持つ鮮度の高い音が魅力で、ステレオサウンドストアで実機を頒布します。さらに、小林サウンド工房の小林 昭氏が、デジタルアンプ基板を活用する超小型D級アンプと小口径ユニット+段ボール箱スピーカー(下写真)のクラフトを発表。予算4千円でスケール感を伴って澄んだ音を愉しめるシステムが完成します。