オヤイデ電気から、パーツから組み上げまで“完全日本製”の電源タップ「NEW OCB-1 Series」が発売される。今回のラインナップは以下の通りだ。

OCB-1 ST II 市場想定価格¥13,000(2.0m、税別、4月24日発売)
OCB-1 DXs II 市場想定価格¥28,000(2.0m、税別、4月24日発売)
OCB-1 EXs II (2.0m、今夏発売予定)

エントリーモデルの「OCB-1 ST II」

 OCB-1 ST IIは6口コンセントのオーディオ用電源タップ。パーツから組立てまで完全日本製で、エントリーモデルという位置づけながら、配線には4.0sqと充分なサイズを採用している。これからオーディオやホームシアターを始める人にも最適なモデルであり、電源プラグにはパナソニック製の2極ゴムプラグを採用する。

 ミドルモデルとなるOCB-1 DXs II (2.0m)も純国産OFCケーブルとオーディオグレードプラグ「OYAIDE P-029」(2P仕様にモディファイ)を採用。デスクトップサイズからミドルサイズのオーディオシステムにまで使えるよう考えられている。内部配線には「102 SSC」導体を採用している。

 ハイエンドモデルのOCB-1 EXs IIは、純国産OFCケーブルとオーディオグレードプラグ「OYAIDE“ARMORED series”AP-037(OCB edition)」を採用予定。銀線を使用した内部配線とARMOREDプラグが、本格的な大型システムで鳴らす大編成のクラシック音楽も、余すことなく表現するという。こちらは2020年夏の登場予定だ。

 さらに3モデル共通の特長として、「Oyaide Concent Box」の採用が挙げられる。筐体には高い剛性を持つエンプラ素材のPBT(ポリブチレンテレフタレート)にGF(ガラス繊維)を30%配合したPBT-GF30を使用した。これにより高い剛性が実現され、音のぼやけや滲みの原因となるコンセントボックスの不要な鳴きを抑えている。

 またモノコック構造を採用しており、コンセントの固定は底辺から4本のポストを立ち上げることで、振動を直接シャーシ底辺に伝達するなどの配慮も加えられている。底辺に直径13mmの足を出すことにより、床面と本体の接触面積を小さくし、共振を最小限に抑えているという。

「OCB-1 ST II」の主なスペック

●ケーブル:L/i50 II
●導体:国産軟銅線●導体サイズ:2.0sq×4芯
●絶縁体:難燃性ポリオレフィン
●コンセントボックス:PBT GF30含有筐体
●内部配線:OFC 2.0mm単線
●電源プラグ:パナソニックWH4007
●コンセント:パナソニックWN-15034K
※ケーブル延長価格:¥1,300/0.5m(税別)

「OCB-1 DXs II」の主なスペック

●ケーブル:L/i50 OFC II
●導体:国産C1011 OFC
●導体サイズ: 2.0sq×4芯+0.75sqアース線
●絶縁体:難燃性ポリオレフィン
●コンセントボックス:PBT GF30含有筐体
●内部配線:精密導体 102 SSC 2.5sq
●電源プラグ:オヤイデP-029(2P仕様)
●コンセント:オヤイデSWO-DX/ULTIMO
※ケーブル延長価格:¥2,200/0.5m(税別)