Pro-Ject Audio Systems(Pro-Ject)から、MMカートリッジ付属のレコードプレーヤー「X2」が発売される。定価¥170,000(税別)で、マット・ブラックとマット・ホワイトは6月下旬、マット・ウォルナットは6月末の発売予定だ。

 Pro-Jectは、CD(コンパクトディスク)がオーディオの主流になり始めた1991年に創業された。そのきっかけとなったモデルが「Pro-Ject 1」というアナログターンテーブルだった。以来その系譜はX-Lineシリーズに受け継がれてきた。今回発売される「X2」は昨年発売された「X1」の上位機種で、自社製9インチショートアームを装備し、さらに完成度を増した製品に仕上げられている。

カラリングは3モデルを準備、写真左がマット・ウォルナットで、右はマット・ホワイト

 X2の主な特長は以下の通り。

●高精度な回転を実現するDCドライブACパワージェネレーターを内蔵
 電源アダプターから送り込まれたDC電流を内蔵基板内で、クリーンで安定したAC電流に変換。これにより、低ノイズ、低振動ACシンクロナスモーターを正確に動作させることが可能になる。また45回転、33回転の電子切替スイッチを新たに装備した(78回転のみドライブベルトの掛替が必要)。

●9インチ長のカーボン/アルミ2重構造ストレートトーンアームを装備
 異なる素材の2重構造を採用することで、カーボンアームの弱点といわれる特有の共振を大幅に低減。また、カウンターウエィトの背面内部にもTPEダンピング処理を施し、共振を防止、トーンアームの心臓部であるベアリング部には超低摩擦4点支持カルダンベアリングを採用し正確なトラッキングが可能。VTA(高さ調整)、アジマスはフルアジャスタブルで、付属のカートリッジ以外を使用する場合も、徹底的にセッティングを追い込める。

●重量級MDFシャーシーとアクリルプラッター
 取回し易い標準的サイズながら、充分な厚みがあり、どっしりとした質量のあるMDFシャーシを採用し、共振をコントロール。また、30㎜厚2.0kgの重量級アクリル・プラッターを標準装備。シャーシは、3色ともにマット仕上げとなり、洗練されたヨーロピアン・ミニマリスティック・デザインを体現する。ウォルナットは天然木の突板を採用(天然素材のため、木目は個体によって異なる)。高さ調整可能な3点支持/高剛性フットを採用。

●オルトフォン製MMカートリッジを標準装備
 内部コイルに銀メッキ線材を用いたMMカートリッジのオルトフォン「PICK IT 2MSILVER」(楕円針)を標準装備。工場出荷時に正確にプリマウントされ、アジマス、VTA調整もベストなバランスでセッティングされている。

「X2」の主なスペック

●駆動方式:ベルトドライブ
●回転数:33、45(電子制御スイッチ搭載)、78(ベルトの変更が必要)
●プラッター:30mm厚、2.0kg重量級アクリルプラッター
●メインベアリング:ステンレス/ブラス
●ワウフラッター:33回転/0.12%、45回転/0.10%
●寸法/質量:W460×H150×D340mm(ダストカバー装着時)/10.0kg
※付属品:MMカートリッジ「PICKIT2MSILVER」、電源アダプター、ダストカバー、フェルトマットフォノケーブル