ソニーから、同社ブラビアの4K液晶テレビ2020年モデルが発表された。今回は、4Kチューナー×2を搭載した4シリーズ13モデルが揃っている。そのラインナップは以下の通り。

KJ-75X9500H 市場想定価格40万円前後(5月16日発売)
KJ-65X9500H 市場想定価格30万円前後(5月30日発売)
KJ-55X9500H 市場想定価格23万円前後(5月23日発売)
KJ-49X9500H 価格未定(2020年秋以降発売予定)

KJ-65X8550H 市場想定価格25万円前後(6月6日発売)
KJ-55X8550H 市場想定価格17万円前後(5月16日発売)
KJ-49X8500H 市場想定価格15万円前後(4月25日発売)
KJ-43X8500H 市場想定価格13.5万円前後(5月16日発売)

KJ-75X8000H 市場想定価格25万円前後(4月18日発売)
KJ-65X8000H 市場想定価格17万円前後(4月18日発売)
KJ-55X8000H 市場想定価格13万円前後(4月18日発売)
KJ-49X8000H 市場想定価格11万円前後(4月18日発売)
KJ-43X8000H 市場想定価格9万円前後(4月18日発売)

プレミアムモデルの「KJ-75X9500H」。付属のスタンドは、テレビ台のサイズに応じて位置を変更可能

 X9500Hは、昨年のヒットシリーズ「X9500G」を進化させたモデルで、プレミアム高画音質モデルという位置づけ。X8550H/X8500Hは倍速液晶パネルを搭載機で、X8000Hは4Kのスタンダードモデルとなる。

 プレミアムモデルのX9500Hシリーズは、映像プロセッサーに「X1 Ultimate」を搭載し、倍速液晶パネルに部分駆動の直下型LEDバックライトを組み合わせた。さらに視野角を広げるX-Wide Angle(49型は除く)も採用されている。HDR規格はHDR10、HLG、ドルビービジョンの3種類に対応済みとなる。

 スピーカーはフルレンジスピーカー×2に加えて、画面両脇上側にポジショニングトゥイーターを2基搭載したアコースティック マルチ オーディオで(49型はフルレンジスピーカー×2のみ)、ドルビーアトモスのデコードも可能だ。

倍速液晶モデルの「X8550H」シリーズ

 X8550H/X8500H/X8000Hの映像プロセッサーは「HDR X1」で、液晶パネルはX8550H/X8500Hが倍速駆動、X8000Hは60Hz駆動となる。バックライトはLEDだが、部分駆動には非対応。なおX9500Hシリーズも含めてすべてトリルミナスディスプレイとなっている。

 音質面では3シリーズともドルビーアトモスのデコード機能は搭載しているが、アコースティック マルチ オーディオ対応はX8550Hのみだ。

 Netflixやアマゾンプライムビデオなどの映像配信サービスの再生(各サービスとの契約は必要)や、アップルAirPlay、クロームキャスト・ビルドインなどの便利機能は全モデル共通となっている。

「X9500H」シリーズの主なスペック

●画面解像度:水平3,840×垂直2,160画素
●パネル方式:倍速液晶パネル(トリルミナスディスプレイ)
●バックライト:部分駆動・直下型LED
●HDR方式:HDR10、HLG、ドルビービジョン
●内蔵チューナー数:BS4K/地デジ/BS・110度CS×2
●搭載スピーカー:アコースティック マルチ オーディオ(49型は除く)、ドルビーアトモス対応
●無線LAN機能:IEE802.11ac/a/b/g/n
●接続端子:HDMI入力4系統、ビデオ入力1系統、光デジタル音声出力1系統、ヘッドホン出力1系統、USB端子2系統(49型は3系統)、LAN端子1系統、他
●寸法/質量:KJ-75X9500H=W1672×H960×D415mm/35.6kg(スタンド含む)
●消費電力:KJ-75X9500H=364W(待機時0.5W)