桜咲く上野を舞台に東京の春の訪れを音楽で祝う、国内最大級のクラシック音楽の祭典『東京・春・音楽祭2020』が今週末の3月13日からスタートする。

 だが残念ながら今回は、新型コロナウイルス感染症対策本部による基本方針発表を受け、3月15日までの以下の公演について無観客ライブ・ストリーミング配信(無料)のみでの開催に決定した。

●3/14(土)15:00〜
林 美智子(メゾ・ソプラノ)& 与儀 巧(テノール)にほんの歌を集めて

●3/14(土)18:00〜
The Ninth Wave - Ode to Nature 目で聴き、耳で視る『ベートーヴェン』

●3/15(日)16:00〜
ベルリン・フィルのメンバーによる室内楽

 また3月17日以降の公演については、現段階では実施する方向で準備されている。しかし、今後の状況や3月10日を目処に発表される政府からの緊急対応策などを鑑み、直前に変更となる場合もあるとのことだ。

 なお15日までの公演については、チケットはすべて払戻しされるとのこと。また、体調に懸念がある方、外出を控えたい方など、公演に行けないという方にも、チケット代の払い戻しの対応を予定している。手続き方法などが決まり次第、公式サイトで告知されるので、それまで少々おまちいただきたい。

 なお無料ストリーミングの視聴方法は、公演当日に『東京・春・音楽祭』公式サイト(https://www.tokyo-harusai.com/)で公開されるので、気になる方はスケジュールを確認のうえ、スタンバイしておいていただきたい。