キヤノンから、モバイルプリンターの新製品「SELPHY QX10」が、4月下旬に発売される。価格はオープンで、同社オンラインサイト価格は¥16,800(税別)。なお、専用カートリッジ(インク+用紙20枚)は¥1,500(税別)となる。

 SELPHY QX10(以下、QX10)は、バッテリーを内蔵した昇華型のモバイルプリンター。主に、スマートホンと組み合わせて、スナップ写真をキレイにプリントして楽しもうという製品で、主に若年女性層をターゲットにしている。

 大きさは少し厚めの文庫本といった感じで、持ち運びも比較的容易。バッテリーも内蔵しているので、別途電源キットは不要だし、電源のない場所で使えるのは便利だろう。

 専用カートリッジには、用紙20枚とインクカセットが内蔵されており、操作性はチェキ感覚。昇華型なので、プリント時には1色ごとに紙が出て、戻って、出て、戻ってを繰り返す様は、見ていて飽きないもの。最後は、表面にオーバーコート(特殊なフィルム)処理がなされるので、光沢感の演出と、写真(プリント表面)の保護の、二つの機能性も持ち合わせている。

 最近流行のスクエアフォーマットでもあるし、用紙はシールにもなるし、写真レイアウトや位置もいろいろと選べるので、好みに合わせたプリントが楽しめるだろう。

 印刷は、専用アプリ「SELPHY Photo Layout 2.0」を使う。スマホとプリンターのペアリングは、QRコードで簡単に行なえる。