ネットワークジャパンから、ドイツQUADRAL（クアドラル）の新型スピーカー「AURUM ORKAN9」(オーラムオルカン9)が発売致される。価格は￥900,000（ペア、税別）で、2月20日の発売予定だ。
AURUM ORKAN9は、同シリーズのトールボーイタイプとしてはエントリークラスに位置づけられる製品だ。リボントゥイーターの「quadral quSENSE」（クアドラル キューセンス)を装備し、低歪で高解像度、抜群の空間再現性を発揮する。
また、アルミニウム、チタン、マグネシウムの化合物を配合した独自の振動板を用いた 「quadral ALTIMA」（クアドラル アルティマ）をミッドレンジに1基とウーファーに2基採用し、繊細かつ豊かな音場、重厚な音楽を奏でてくれるモデルになっている。
「AURUM ORKAN9」の主な特長
リボントゥイーター「quadral quSENSE」
AURUM ORKAN9に搭載されているリボントゥイーターは、従来タイプに比べて垂直方向を短くし、 水平方向の幅を広げている。その結果、65kHzまで超低歪で過渡応答特性に優れる一方、リボントゥイーターの弱点とされてきた大振幅信号へも対応でき、ハイレゾコンテンツを含めて楽器や声の質感表現力や、空間再現性にすぐれた音楽再生を実現している。
ミッドレンジ、ウーファー「quadral ALTIMA」
ユニットから再生された音を遮るダストキャップを排除することで、装着用の接着剤など、異なる素材を徹底排除。その結果、歪みがさらに減り、繊細でダイナミックな音の再現力が向上している。quadral ALTIMAでは、フローロスを最小化するために、アルミダイキャスト製のバスケットも新開発。すべてのドライバーのポールコアに銅キャップを被せることで、高調波歪の軽減と混変調歪の解消を実現している。
キャビネット構造
キャビネットの内部はマッシブな支柱と隔壁で構成し、強度を高めるとともにユニット間の音響的な干渉による影響を極小化。さらにキャビネットのコーナーは独自の音響解析技術による滑らかな曲線で構成し、広い範囲での特性を向上させている。
スピーカーターミナル
AURUM ORKAN9のスピーカーターミナルには、アルミニウム製のプレートを採用。
「AURUM ORKAN9」の主なスペック
●型式：3ウェイ4スピーカー、バスレフ型
●使用ユニット：リボン型トゥイーター、155mmミッドレンジ、180mmウーファー×2
●再生周波数帯域：29Hz〜65kHz
●クロスオーバー周波数：260Hz、3,700Hz
●能率：87dB/w/m
●インピーダンス：4Ω
●ダイナミックパワー：350W
●寸法/質量：W220×H1030×D360mm/29.1kg