あの『ボビノ座のバルバラ』がいよいよステレオサウンド社から、音匠仕様(グリーンレーベルコート)のシングルレイヤーSACD(+同内容のCD)の2枚組で登場いたします。世界初SACD化であることはもちろん、不思議なことに日本盤でのデジタルディスクでの発売は今回が初となります。

エディット・ピアフとともにフランスを代表するシャンソン歌手のバルバラ(1930-1997)。オーディオ界では、今は亡き瀬川冬樹氏が愛聴されていたことでも有名です。そのバルバラが1966年12月にパリのボビノ座で行なったリサイタルを収めたのが、本作『Barbara Bobino 1967』。日本では『ボビノ座のバルバラ』の邦題で広く知られている、1967年に旧フランス・フィリップスから発売されたこのアルバム、LP時代では瀬川冬樹氏と柳沢功力氏が、CD時代になってからは和田博巳氏がオーディオ機器の試聴やオーディオショウ等で積極的にデモンストレーションに使ってこられたため、オリジナルフォーマットでのディスクが入手困難な現在であっても、その音を耳にしているオーディオファイルは、世代を問わず大勢いらっしゃることと思われます。

そして、もう1タイトル。こちらもステレオサウンド読者のみなさま待望の作品が登場しました。フランク・シナトラ(1915-1998)初のライヴ・アルバム『シナトラ・アット・ザ・サンズ』の世界初SACDがそれです。ディスク形態は、音質を徹底追求したシングルレイヤーSACD、加えてSACDプレーヤーをお持ちでない方のために同内容のCDをセットにした2枚組です。

『シナトラ・アット・ザ・サンズ』は、フランク・シナトラがカウント・ベイシー・オーケストラ(指揮はあのクインシー・ジョーンズ!)を引き連れて、ラスヴェガスのサンズ・ホテルで行なったライヴを収録したアルバムで、録音日は1966年1月26~29日、2月1日。この間に開催された計10回のショウから選りすぐりの21曲を2枚組LPに収めて、1966年8月に発売されました。発売後、44週ビルボードにチャートインしてゴールド・ディスクに認定、それから半世紀以上が経過したいまも、世界中のオーディオファイルの大定番であり続けているのは皆さんもよくご存じの通りでしょう。

ゆったりと過ごせる年末年始のこの時期、屈指の音楽遺産をあなたのオーディオシステムで満喫しませんか? 

※上記2作品は、ステレオサウンドストアにてご注文を承っております。年内の商品発送については、12月26日(木)午前中までにご入金が確定、もしくは弊社がご入金を確認できたご注文のみご対応させていただきます。なお、ご注文商品やお支払方法によっては、休業明けの対応となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。