アクシスは、Fyne Audioの新製品として、フロアスタンディングタイプのスピーカー「F502SP」を12月に発売する。価格は外装がピアノグロス・ブラック&同ホワイト仕上げは¥590,000(ペア 税別)、同ウォールナットは¥680,000(ペア 税別)となる。

 F502SPは、F500シリーズの最上位モデルとなり、上位クラスの「F702」に搭載されているユニットを組み込んだスペシャルエディション。基本的な構成は現行「F502」と同じとなるが、ユニット換装に合わせたチューニング――クロスオーバーネットワーク、ベーストラックス部――が施されているという。

 F502SPに搭載されるユニットは、「ISOFLARE ポイントソース」と命名されたいわゆる同軸ユニットとなるが、コーンの形状を解析し、高域成分が均等に拡散するようにデザインする独自のアイソフレアー技術によって、広いリスニングエリアと明確なステレオイメージが得られるようになっている。

 スペックはF502に近いが、感度が91dBから92dBへ、許容入力は90から100へ、推奨アンプ出力は40~180から30~200へと高められており、フラッグシップらしいサウンドが堪能できるだろう。

 ベーストラックス(BASSTRAX)とは、同ブランドの基幹技術の一つで、エンクロージャーの下部に下向きに設置された低域ポート(バスレフポート)の開口部に、円錐状のディフューザーを設けることで、音を360度均一に放射するものだ。

F502SPの主な仕様
カラーリング:ピアノグロス・ブラック、ピアノグロス・ホワイト、ピアノグロス・ウォールナット
形式:2.5way フロアスタンディング ダウンファイアーリング・ポート w/ BassTraxTractrix ディフューザー ツインキャビティ・ローディングシステム
推奨アンプ出力(W RMS):30~200W
許容入力(連続、W RMS):100
感度(2.83 Volt @ 1m):92dB
インピーダンス(Nominal):8Ω
周波数特性(-6dB typical in room):30Hz~34kHz
ユニット構成:1×200mm IsoFlareポイントソースドライバー(マルチファイバー・コーン w/FyneFluteサラウンド・ベース/ミッド + 25mm マグネシウムドーム・コンプレッション・トゥイーター)、1×200mmマルチファイバー・コーン w/FyneFluteサラウンド・ベース・ドライバー
クロスオーバー周波数:250Hz & 1.7kHz
クロスオーバースロープ:2nd order low pass、1st order high pass
ターミナル:Bi-wired対応バインディングポスト
寸法:W1110×W338×D380mm
質量:30.4 kg