エソテリック(G602)

▲SACD/CDプレーヤー「Grandioso K1X Gold Edition」

●製品ジャンル:SACD/CDプレーヤー
●ブランド名:ESOTERIC
●製品名:Grandioso K1X Gold Edition
●価格:¥3,000,000(税別)
●発売時期:2019年12月

 エソテリックブースでは、昨日(11/21)に発表されたばかりのフラッグシップシリーズGrandioso初のスペシャルモデル「Grandioso K1X Gold Edition」に、大きな注目が集まっていた。晩夏に海外で行なわれたショーに参考展示した際、すぐに予約が入ったそうで、世界限定50台という小ロットの生産数だけに、予想より早く完売するかもしれない。フロントのトレイ部分は金メッキで、付属のリモコンもゴールド仕様という(展示はなかった)。

 一方、Gold Editionの対面にはネットワークDACの新製品「N-01XD」(¥1,5000,000+税)も展示されていた。「Master Sound Discrete DAC」の搭載が特徴で、サンプリングレートはPCMで768kHz/32bit、DSDは22.5MHzのネットワーク入力に対応するという。

▲トレイもゴールド仕様だ!

▲ベースモデル「Grandioso K1X」(左)と並んで展示されている

▲搭載されるオリジナルのドライブメカ「VSRD ATLAS」

▲ネットワークDACの新製品「N-01XD」

▲フロントの曲面ラインは、Grandiosoシリーズに合わせ少し急になっているそう

▲エソテリックブースの試聴システムのメインスピーカーは「DUO XD」(写真)と「Westminster Royal/GR」

リンジャパン(G603、G604)

▲デジタルファイルプレーヤー「Selekt DSM」(この写真はG604)

●製品ジャンル:デジタルファイルプレーヤー
●ブランド名:LINN
●製品名:Selekt DSM
●価格:¥680,000~(税別)
●発売時期:発売中

 リンジャパンでは、G603、G604の二部屋を使って展示&デモを実施。G603では、Selekt DSMを核にしたホームシアターの4.1chシステムを、一方のG604では「Klimax Exakt 350」をメインにした2ch(ステレオ)システムを、それぞれ展示し、サウンドデモを行なっていた。

 なお、G603には同ブランド初のワイヤレススピーカー「Series 3」も展示されていた。Series 3 301はDSMプレーヤー機能を内蔵していて、BluetoothやWi-Fi、LAN(Ethernet)、あるいはHDMIからの入力した音楽を単体で楽しめる(¥580,000+税 1本)。Series 3 302(¥480,000+税)は、301と組み合わせるEXAKTスピーカーで、両機を組み合わせると、ステレオスピーカーとして使えるようになる。

▲G603では「Selekt DSM」のユニット全部入り状態の天板開けモデルも展示されていた

▲G603のシステム。メインスピーカーは「AKUBARIK PASSIVE」

▲G604のシステム。メインスピーカーは「Klimax Exakt 350」

▲ワイヤレススピーカー「Series 3」。左が301、右が302

ヤマハミュージックジャパン(G605)

▲アナログプレーヤー「GT5000(ピアノブラック)」

●製品ジャンル:アナログプレーヤー
●ブランド名:YAMAHA
●製品名:GT5000(ピアノブラック)
●価格:¥800,000(税別)
●発売時期:発売中

 ヤマハミュージックジャパンでは、フラッグシップ5000シリーズを組み合わせたオールスターシステムでデモを行なっていた。取材には入ったのは初日の午前中だったが、ようやく発売となった「GT5000」のサウンドをいち早く体験したいファンが多数駆けつけ、会場は満席の盛況ぶりとなっていた。

▲フラッグシップ5000シリーズによるオールスターシステム

フューレンコーディネート(G607)

▲スピーカーシステム「Master Line Source 3」

●製品ジャンル:スピーカーシステム
●ブランド名:PIEGA
●製品名:Master Line Source 3
●予価:¥5,000,000(税別、ペア)
●発売時期:発売中

 フューレンコーディネートブースでは、昨年と同じくPIEGAのフラッグシップスピーカー「Master Line Source 3」をメインに使ったシステムでデモを実施。今年は、同社が取り扱う独OCTAVEの新製品、モノーラル仕様のパワーアンプ「Jubilee 300 B」と組み合わされ、野太いサウンドを放っていた。その300Bは、型名の通り三極出力管300Bを3本使用し、それをオリジナルの技術で並列駆動させることで、30W(HIGH)の出力を可能にしているのが特徴という。新開発のアウトプットトランスで、低域の再生特性は20Hzまでフラットになっているそう。

▲モノーラルパワーアンプ「Jubilee 300 B」。価格は¥8,500,000(ペア、税別)

▲「Master Line Source 3」と「Jubilee 300 B」を組み合わせた試聴システム

今井商事(G608)

▲スピーカーシステム「14EH」

●製品ジャンル:スピーカーシステム
●ブランド名:YERN
●製品名:14EH
●価格:¥480,000(ペア、税別)
●発売時期:発売中

 今井商事では、デンマークのオーディオブランドYERN(ヤーン)のスピーカーを昨年より発売しているが、今年はダルマと形容できそうな独特な形状をした同社のスピーカーラインナップの中から「14 EH」をピックアップしてデモを行なっていた。高さは30cmとブックシェルフ型ほどの大きさながら、鋳鉄によるボディは想像以上の重量感があり、そのサウンドもサイズを超える迫力。今回は、新型のサブウーファー「Foundation 500」(¥800,000 税別 予価 発売未定)も出展しており、サイズは直径32cmの球状で、質量はなんと25kgもある。クラスDアンプ搭載で、出力は500Wとか。

▲YERNのスピーカー群

▲新型のサブウーファー「Foundation 500」

▲試聴システム。メインスピーカーは「14EH」。センターにあるのはサブウーファー「Foundation 500」

▲WOOオーディオのヘッドホンアンプ「WA33」。アンプ部(上)と電源部(下)の2ピース構成となっている。価格は¥1,100,000(税別)

▲WOOオーディオのヘッドホンアンプ「WA11」。価格はオープンで想定市場価格は¥250,000前後。管球式の「WA8」に対し、本モデルは半導体を採用し小型を図ったという。クラスAで動作し、内蔵バッテリーで約6時間の駆動が可能。ESS9018M DACを内蔵し、384kHz/24bit、DSD5.6MHzの再生に対応する(写真のスマホは付属せず)

アイシン高丘(G609)

▲スピーカーシステム「AFC-S100」

●製品ジャンル:スピーカーシステム
●ブランド名:TAOC
●製品名:AFC-S100
●価格:¥220,000(ペア、税別、予価)
●発売時期:2020年春(予定)

 TAOCブランドを展開するアイシン高丘ブースでは、アルミダイキャストラックASRシリーズの最新モデル「ASR III」の効果を分かりやすくデモしていた。その際に使っていたのが、実は開発中の新スピーカー「AFC-S100」であったという具合。

 ASR IIIは、従来モデルASR IIに対し、支柱に新開発のスーパーハイカーボンを採用したのが特徴で、従来のハイカーボンよりも柔らかくすることで、その柔軟性な振動抑制効果をアップしてくれるそう。音質向上にも大きく貢献していた。

 さて、AFC-S100の特徴は、内部に使われている吸音材(シート)にその特徴があるそうで、表面(片面)にビニールを貼ることで、吸音材としての高域減衰性能が抑制され、その結果、倍音成分が出てくる(吸収されないそう)ようになったという。もちろんハウジング内の定在波の除去は設計通りに行なわれているそうだ。現在は中域に少しクセが残っているそうで、そのチューニングを施して、来春の発売を目指したい、と開発担当者の弁。

▲アイシン高丘ブースの試聴システム。中央にある左のラックが「ASR II」、右が「ASR III」。ラックによる音質の差のデモを行なっていたが、その効果は絶大

▲AFC-S100の機能説明ボード

▲AFC-S100に封入?されている吸音シート

太陽インターナショナル(G610)

▲ストリーミングDAC 「Bartok DAC+」

●製品ジャンル:ストリーミングDAC
●ブランド名:dCS
●製品名:Bartok DAC+
●価格:¥2,100,000(税別)
●発売時期:発売中

 太陽インターナショナルでは英dCSのストリーミングDAC「Bartok DAC+」が人気。既発売の「Bartok DAC」にヘッドホン出力を装備した製品で、アンバランス(6.3mm標準ジャック)とXLR出力をフロントに装備している。300Ωのハイインピーダンスモデルにも対応するそう。ちなみに搭載DACは、自社開発品であり、MQAのフルデコードにも対応する。

▲デモシステムは、AVALONの「SAGA」スピーカーをメインに、アナログからデジタルファイルまで多彩なコンテンツに対応するよう組まれていた