東芝映像ソリューションは10月28日、販売好調な4Kテレビ・4K有機ELレグザ「X930」シリーズについて、明日開始予定のソフトウェアバージョンアップで、レグザボイスとAlexaへの音声コマンドが、ハンズフリーで行なえるようになると発表した。

 これまでは、リモコンに搭載されているマイク(専用ボタンを押してリモコンに向かって話す)に向かってのボイスコントロールは可能だったが、今回のバージョンアップによって、X930シリーズのフロント部分に内蔵されたマイクを使ったボイスコントロールが可能になる。

X930のフロントに内蔵されたマイク(赤い矢印部分。4個あり)

 レグザが対応するボイスコントロールは東芝製の「レグザボイス」とAmazonの「Alexa」の2種類であり、テレビへ直接話しかける場合は、レグザボイスでは「オッケーレグザ ●●●して」、Alexaを使う場合は「アレクサ、●●●して」と発声すればよい。

 一方、これまで通りリモコンを使う場合は、リモコンのボイスボタンを押して、レグザボイスの場合は直接コマンド「●●●して」、Alexaの場合は、さらに黄色ボタンを押して、レグザボイス同様に「●●●して」と言うだけ。

 本機能のバージョンアップは、フロントにマイクを内蔵しているX930シリーズのみとなるが、いちいちリモコンを探さなくても、スマートスピーカーと同じように音声コマンドだけで必要な機能を実施できるようになるのは、便利と言えるだろう。

 なお、本機能のバージョンと合わせて、画質のチューンナップも行なわれる。主には「リビングAI」モード時の、視聴環境に合わせた明るさ調整の最適化を図っているという。