小柳出電気から、同社プロオーディオブランドNEOのソルダーレスシリーズに新製品が発表された。4月に発売したソルダーレスシリーズは、ギター、ベースのエフェクターをつなぐパッチケーブルという製品だったが、今回はDTMやオーディオ用途まで広く対応可能なRCAプラグを開発したという。

 ラインナップとしては、RCAコネクターだけの「SLR-240」(市場想定価格¥2,000、ペア、税別)と、専用ケーブル1.5mとSLR-240×2ペアがセットになった「R4」(市場想定価格¥4,900、ペア、税別)、専用ケーブル3mとSLR-240×2ペア、さらにピンコネクターのSLP-240S×2ペアがセットになった「R4S4」(市場想定価格¥9,800、ペア、税別)、専用ケーブル3mとSLR-240×4ペアの「R8」(市場想定価格¥9,800、ペア、税別)が準備される。発売はすべて10月11日だ。

RCAコネクターの「SLR-240」と専用ケーブル(1.5m)、工作用スパナがセットになった「R4」

 SLD-ZEROと呼ばれる専用ケーブルは、中心導体に独自開発の精密導体102 SSCを使用し、外径4.0mmとコンパクトサイズながら、20AWG(0.56スケア)の導体面積を誇る。編組シールドにも同素材を採用し、グランド対策を充分に講じることで、オーディオ用ケーブルとしても充分なポテンシャルを備えている。

 作り方は、ケーブルを必要な長さにカットし、そのままカバーに通す。そして本体中央のピンまでしっかりと差し込んで、カバーを締め込みスパナで固定するというだけ。ハンダ付けなども必要ないので、簡単に加工できるだろう。

 ユーザー層は、自作派はもちろん、DTMやオーディオシステムの配線を無駄なくきれいに、好きな長さでアレンジしたいという面々を想定しているようだ。