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 サードウェーブが展開するゲーミングPCブランド「ガレリア」からゲーミングノートPCの発表があった。『GALLERIA GCR1660TGF-QC』が189,980円、『GALLERIA GCR2070RGF-QC』が249,980円で10月4日(金)に発売される。(価格はどちらも税抜)

 ドスパラ専売のガンメタルモデル、家電量販店モデルのブラックの2色販売される。なおどちらのモデルも2色用意されている。基本的に両モデルの違いはグラフィックボードの違いと、ストレージの違いになるのでその差での6万円の価格差の判断はユーザーの好みによるといったところだろう。後ほどスペックとともに色の差異についても紹介する。

サードウェーブのesports事業への取り組み

 発表会が始まるとまず登壇したのは株式会社サードウェーブ取締役副社長の榎本一郎氏。
榎本氏からはe-Sportsの分野の盛り上がりの説明から始まり、現在のサードウェーブのe-Sportsに対しての取り組みも改めて説明があった。

 サードウェーブは「全国高校eスポーツ選手権」や先日舞浜のアンフィシアターで行われた「STAGE:0」などの大会やイベントのほか、池袋には「LFS 池袋 esports Arena」を運営しており、多岐にわたってe-Sports事業に取り組んでいる。

ほとんどのイベントが二年以内に行われてるが、年表に入りきらず広がってしまったとのこと。ここ数年の盛り上がりを物語っている。

 その影響もあってか、ガレリアのブランド浸透度は認知度調査でもトップの結果になっていると発表していた。(サードウェーブ調べ)

新感覚のゲーミングPC インテルとの共同開発

 サードウェーブ、そしてガレリアのeスポーツ事業への取り組みの発表のあとには株式会社サードウェーブのGALLERIA製品開発担当の瀧吉佑介氏が登壇。今回発表されるゲーミングノートPCのコンセプトは「GAME&MORE」であり、ビジネスでもゲームでも使えるものを目指して開発したことが明かされた。また今回の製品はインテルとの共同開発であり、それによってゲーミング以外の点についてのスペックやデザインの向上が図られている。

 「GAME&MORE」のコンセプト通り軽量、薄型、長時間駆動バッテリーを搭載しており、今までのようにノートPCでありながら重く、大型で厚い持ち運びの出来ないものではなく実際に出先での使用も想定された作りとなっている。

 実際にこれからのメインターゲットに屋外で利用するユーザーも含まれており、デザインもカフェなどで使っていても違和感のないものになっている。

実際に触ってみたら「こだわり」がすごかった!タッチ&トライレポー

 発表会には実際に触って試すことのできるコーナーがあった。筆者が何より気になっていたのが新製品に搭載されている「Thunderbolt3」端子だ。近年様々なタイプのPCに搭載されることが多くなってきた端子だがUSBを3つ搭載したうえでThunderbolt3を搭載したのだから何かあるのだろうと聞いてみた。

 スペックとしては上記の通りだ。2つの色の差異は写真では伝わりづらいのであえて掲載しないがどちらも高級感がありつつ開くとキーボードのRGBにもマッチする素晴らしい色だった。

 そして気になっていたThunderbolt3端子を探して両側面を見てみた。

まずは右側面こちらにはSDとUSB3.1Gen1が2ポート

左側面にはUSB3.1Gen2ポートとマイク&イヤホンジャック

 両側面を見てどこにもLANポートやHDMI、そしてThunderbolt3がない。裏側を見てみるとそこに3つがまとめて搭載されていた。

 担当者に理由を聞くと「ゲーマーはマルチディスプレイゲームプレイすることが多いので映像出力は必須だと思っていますが、側面だと邪魔になってしまうと考えて後ろに配置しました」とのこと。そしてThunderbolt3については「これから拡張性のある端子を搭載することで面白いころができたり、ビジネスにも生かせると考えています」と話してくれた。詳しく話を聞いてみるとThunderbolt3を使って充電することはもちろん、ケーブルを用意すればHDMIとThunderbolt3のどちらからも映像出力をすることができるので、さながらトリプルディスプレイが可能とのことだ。一つ端子を足すだけでここまで便利になるかと思わず興奮してしまった。

 実際に触ってみて軽い・薄いは実現されていて持ち運ぶには十分なものだった。そして一つの端子や配置をとってもゲーマーやクリエイターに寄り添ってこだわった設計になっているのが受け取れ、感動してしまうほどの製品だった。もしゲーミングPCを検討するのであれば選択肢の一つとして大きな存在感を放つものになるだろう。