マウスやキーボードなど、各種ビジネスデバイスを展開しているロジクールから、マウス、キーボードのフラッグシップMXシリーズの新製品として「MX MASTER3 アドバンスド ワイヤレス マウス」(以下、MXマウス)、「MX KEYS アドバンスド ワイヤレス イルミネイテッドキーボード」(以下、MXキーボード)、「MXパームレスト」が発表された。発売は9月27日で、価格はオープン。同社オンラインサイト価格はMXマウスが¥13,500(税別)、MXキーボードは¥14,500(税別)、パームレストは¥2,000(税別)となる。

カラーリングはグラファイト、ミッドグレー、ブラックを用意

 MXマウスは、MXシリーズのおよそ2年ぶりとなる新製品。同シリーズはコンセプトとして、「ワークパフォーマンスを最高レベルまで引き上げるフラッグシップモデル」を掲げており、ビジネスだけでなく、ソフト開発者、クリエイター、あるいはアナリストなど日々パソコンを高度に使いこなすユーザーをターゲットに、マウスなどの周辺機器において、快適な操作性を提供するだけでなく、長時間の使用でも疲労の少ないデザインを採用しているのも特徴となる。

 MXマウスのトピックとしては、ホイール部分に新技術の「MagSpeed電磁気スクロール」機構を採用した点にある。本発表会のために来日したLogitechのシニアプロダクトマネージャー:ジョン・クリストフ・エメス氏によれば、開発にはおよそ18カ月を要したそうで、ホイール部分の操作性を向上させるために試作を重ねている時に、電磁スクロール技術を持つメーカーと出会い、同技術を使った試作機を作ったところ、その滑らかな感触に手ごたえを感じて採用を決断。以後、さらに開発を進めることで、今回のモデルに結実したのだという。

会見に合わせて来日した、Logitechのシニアプロダクトマネージャー ジョン・クリストフ・エメス氏

 ホイールをゆっくり回している時には、カチカチカチというお馴染みの感触が得られ(回転時にノイズが出ない!)、縦方向に高速スクロールを行なう際は、磁気の制御によって歯車はフリー状態となり、滑らかに回転するようになっている。結果、ストレスなく上下方向への高速な画面の移動(スクロール)ができる、という仕掛けだ。

電磁ホイールの各種試作機。手前右が1号機。同左の箱状のものが2号機。奥にあるのが電磁ホイールの拡大模型

 ホイールの素材は、従来のアルミからステンレスに変更されており、これは質量を増大させることで回転力(モーメント)を高め、より高速で回転できるように、という狙いだ。

 同時に、マウスそのものの形状や各種ボタン配置についても再検討を行なって、1mm単位でデザインを微調整していったのだという。マウスを握った時に親指の位置にくる親指ホイールも、位置は改良されているそうだ(こちらの材質は軽いアルミ)。

 加えて、その下には二つの操作ボタンが搭載されており、このボタンには各種機能を割り当てられるので(専用アプリによって、機能割り当てのカスタマイズ可能)、よく使うショートカットやシフト/コントロールキーなどを割り当てれば、マウスによる片手操作で各種作業が行なえ、結果、より生産性を高められるだろう、としている。

 一方、MXマウスとのコンビを想定しているのがMXキーボードだ。従来モデル「CRAFT」の打鍵感を引き継いだタイピング用途に特化した薄型のキーボード。今回の目玉はバックライト技術の刷新であり、手を感知するセンサーと部屋の明るさを感知するセンサーの二つを搭載することで、バックライトの点灯を精緻に制御。バッテリーの持ちを増大させているという。

MXキーボード(上)と「MXパームレスト」

キートップには指先が収まるように窪みがある

 なお、内蔵バッテリーの持続時間は、MXマウスは約70日。充電時間は約2時間。MXキーボードは約10日間、バックライトオフで約5カ月となる。充電時間は約4時間。

 MXパームレストはMXキーボード用のパームレスト。組み合わせた時にしっくりくるよう、デザインやサイズが揃えられている。

右はロジクールのクラスタカテゴリーマネージャーの室井祟裕氏

https://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/mx-keys-wireless-keyboard