Audioquest(オーディオクエスト)から、同ブランドのポータブルD/Aコンバーター&ヘッドホンアンプ「DragonFly」シリーズの新フラッグシップモデル「DragonFly Cobalt」が発表された。価格は¥41,000(税別)で9月20日に発売される。

 DragonFly Cobaltは、W18.6×H57.5×D11.9mmという小型スティックタイプの本体に、ハイレゾ音源に対応したD/Aコンバーター機能を内蔵。スペック面では、これまでのDragonFlyシリーズを使っている音楽愛好家が期待するものを取り入れているそうだ。

 高い評価を得ているDragonFly Redと同様に、ほとんどすべてのヘッドフォンを駆動する2.1Vrmsの出力を備え、64ビット精度のデジタルボリュウムを使用して優れたS/Nを実現、iOSやAndroidデバイスとの互換性も持っている。またMQAレンダラー(MQAのコアデコード機能を持つプレーヤーと組み合わせることで、フルデコードが可能になる)として利用できるそうだ。

 DACチップには、より自然なサウンドのために、最小位相スロー・ロールオフ・フィルターを備えたESSのES9038Q2Mを採用。また、PIC32MX274マイクロプロセッサーを搭載することで消費電流を抑え、かつ処理速度はDragonFly Redに比べ33%向上させたという。

「DragonFly Cobalt」の主な特徴
●MP3からMQAまでハイレゾ音源の再生
●iOS機器との互換性(Appleカメラアダプターやコネクション・キットが必須)
●アンドロイド機器との互換性(DragonTailやアンドロイド機器の他のUSBアダプターが必須)
●MQAレンダラー
●ヘッドフォンで直接再生可能
●AVセンターやプリアンプにライン出力可能
●非同期転送(アシンクロナス)により、ジッターや歪みを軽減

「DragonFly Cobalt」の主なスペック

●出力:2.1Vrms●出力インピーダンス:0.65Ω
●DACチップ:ESS社ES9038●ヘッドフォンアンプ:ESS Sabre 9601
●対応サンプリングレート:スタンバイ(赤)、44.1kHz(緑)、48kHz(青)、88kHz(黄)、96kHz(ライト・ブルー)、MQA(紫)※( )内はデコード時の本体LEDの色
●対応OS:Apple OS 10.6.8〜、iOS 5〜、Windows 7-10、Android 4.1〜
●寸法/質量:W18.6×H57.5×D11.9mm/19g
●付属品:DragonFly Cobalt、Dragon Tail USB-A to USB-Cアダプター、トラベル・ポーチマニュアル