IFA2019が開幕する。

 私のみるところ、1月のCESはイノベーションショーだ。世界から注目の新技術が集結する。しかし、それがすべて製品化されるとは限らない。それはIFAに来て初めて分かる。私は今回でIFA取材が9回目。毎年、新しい製品の登場に目を見張っている。今年も大いに期待できよう。

 昨年は出展者数が1,814、ビジター総数が245,000人という超特大の国際見本市だ。CESと異なりIFAはIT、モバイル、オーディオ・ビジュアル、ホーム・アプライアンス……のすべての民生用電気製品を扱うから、規模も大きく、注目点も多い。

 特に今年はベンチャー企業を糾合したIFA NEXTの初のパートナー国が日本であることが、話題だ。日本のスタートアップ20社で日本パビリオンを形成。「サイバー空間とフィジカル空間が高度に融合する社会における、日本らしさを踏まえた新しいヒューマン・マシン・インターフェースのあり方を表現」と先進的で勇ましい。

 取材はイタリア在住のステレオサウンド特派員(?)、御法川裕三氏とともに行なう。渾身のリポートにぜひご期待!!

IFA NEXTのパートナー国「日本」

準備中の日本ブース

巨大なIFAマーク