お忘れの方もいらっしゃるかもしれませんが、本日(2019年9月1日)からBS日テレ4Kチャンネルが開局します。『ラグビーワールドカップ2019日本大会』の関係もあり、当初予定されていた12月の開局が前倒しになったわけです。

 ということでここ数日4Kの番組表をチェックしていたわけですが、数日前から試験電波の放送が始まり、実際にカラーバーが表示されています。電波は準備OKの様子。

 で、番組自体は1日の正午(12:00)にスタートするとのことで、番組表を確認。オープニングは5分番組の『4K放送はじまるよ! ももクロがキテます?』とのこと。先日のA-PABでの発表によると、11:30からBS日テレで開局特番を生放送し、12時きっかりに、ももいろクローバーZとマリックが開局ボタンを押して、放送開始を宣言するとのこと。この番組はそれを受けてのものなのでしょう。

 その後はアイスショーの『氷艶hyoen2019 —月光かりの如く—』がネイティブの4Kで放送されます。それ以降は番組表に「4K」マークがないものが多いので、このあたりはアップコンかと。

 ではBS日テレ4Kでは期待したい番組はというと、映画ファン的には8日19:00からの『ブレードランナー2049』でしょう。既にUHDブルーレイが発売されてはいるけれど、とにかく録画予約をお忘れなく。

 というのも、昨日(8月31日)にムービープラスで放送された『ブレードランナー2049』はフルフレーム版、つまりシネスコ画角に上下の情報が追加されたバージョンになっていたから。フルフレームの2Kマスターがあるということは、ひょっとして4Kマスターも……という期待はできるかも。ということで、個人的にも楽しみに予約しておきます。

 その他はBOOWYの『1224-THE ORIGINAL-』かと。BOOWYが解散を発表した渋谷公会堂のステージをオリジナルフィルムから4K化したということで、画質面でも期待できそう。80’sファンは必見ですね。ちなみにBS日テレでも1日の21:00から2K版がオンエアされます。

 民放系の4Kチャンネルはまだまだアップコン番組が多く、正直残念な印象がなくもない。日本テレビはもともと技術コンシャスな社風であり、新しい事に積極的だと感じているので、4Kにも前向きに取り組んで欲しいものです。番組制作体制をすべて4K化して、BS日テレや地デジはダウンコンで放送するという、映像ファンの理想を実現してくれるよう祈っています。(文:泉 哲也)