ピクセラは8月28日、都内で会見を開き、ピクセラグループの新ブランドロゴ、および新ライフスタイルブランドとなる「Re・De」を発表した。

 ピクセラグループは現在、オーディオ&ビジュアル機器を展開する「PIXELA」、家電を展開する「A-Stage」、インバウンド関連コンサルティングを行なう「biz・Creave」の3ブランドでの事業を展開しているが、今後のグループの成長や事業の拡張を感じてもらえるように、現在使用している平面的なコーポレートロゴを、立体的=CUBEなものへと変更。それぞれのブランド戦略を再構築しつつ、その(CUBE)コンセプトを想起させる新たなデザインとすることで、グループ間でのシナジーを醸成しつつ、ブランドの認知を市場により浸透させていきたい、としている。

これからのブランド戦略について説明を行なうピクセラ 副社長 兼 A-Stage 代表取締役社長の藤岡毅氏

 また、ブランド戦略については、他社との差別化や、市場&ユーザーニーズの取り込みといったブランディングの定番手法のみならず、固定観念を払拭し、世の中に便利で価値のある製品を創って行くことをブランドのコアに据え、「いつも面白いことをしている」と思ってもらえるような企業体(グループ)にしていくことも、併せてアナウンスされた。

 さらに、PIXELA、およびA-Stageを横断するライフスタイルのブランドとして「Re・De」を新たに創造。これは“暮らしを”、再定義し、彩り、想いを込めるという3つのキーワードを込めた名称であり、新ブランドの製品を生活に取り込むことで、日常を上質に、そして大人な暮らしを過ごすという、理想的な環境を構築するツールとして展開していきたい、ということだ。

Re・Deブランドの新製品。右はコンセプトモデル「White Vision」

 発表会では、コンセプト商品が2点紹介された。ひとつは電気圧力鍋。デザイン性と機能性を両立させたもので、今年の冬には発売予定という。

電気圧力鍋。今冬発売。価格は未定。カラバリもあり

 もう一つは、27型のディスプレイを使った「White Vision」。スタンドに4K解像度を持つ27型のディスプレイが設置されており、回転することで、縦位置、横位置両方に対応。静止画や映像、あるいは各種情報を表示する映像機器でありながら、インテリア家電としての機能性をも併せ持たせることで、映像機器の新たな用途を提案したい、というものだ。背面にはスピーカーも内蔵する。現状では仕様や価格などは未定だが、2020年度内には発売したいということだ。Android TVは搭載したい、ということだ。

「White Vision」。回転可能で、縦、横、どちらでも使える

背面に設置されるスピーカーは、音響メーカーとの協業も視野にあるそう

 その他、ピクセラグループが制作する公式WEB番組「ピクセラTV」の発表も行なわれた。これは、ピクセラとVAZ所属の若手人気YouTuberがタッグを組んで、製品の魅力を発信していく番組。配信は毎週金曜19:00からで、初回放送は8月30日(金)19:00より。YouTuberは月替わりで担当し、その他、ミスコン受賞者などさまざまなゲストも登場するという。

 会見には、番組にも出演しているYouTuberの村上チハヤとせりしゅんが登壇、番組の魅力を語っていた。また、応援ゲストとして、最近YouTuberデビューしたというデヴィ夫人と、お笑い芸人の流れ星も参加し、イベントに華を添えていた。ちなみにデヴィ夫人はピクセラの製品(4Kテレビなど)を見て、「すごい、日本人の生活が大改革すると思うわ」と興奮気味に話していた。