キヤノンから、昨年登場した新RFマウント用のレンズの新製品「RF15-35mm F2.8 L IS USM」「RF24-70mm F2.8 L IS USM」が9月下旬に発売される。価格はオープンで、想定市場価格は各¥275,000前後となる。
RF15-35mm F2.8 L IS USM(以下RF15-35mm)、RF24-70mm F2.8 L IS USM(以下RF24-70mm)は、F2.8通しのL型ズームレンズであり、超広角から中望遠までをカバーするラインナップ。それ以上の望遠となる「RF70-200mm F2.8 L IS USM」については、後日の発売(時期未定)とアナウンスされているので、RFマウントにおいて15~200mmまでを、F2.8通しのLレンズで揃えられるようになる。
どちらも、同焦点距離のEF Lレンズと同等以上の画質を謳っており、キヤノンの誇る各種レンズ技術――非球面レンズ、UDレンズ、特殊コーティングSWC&ASC――が採用されている。IS(光学式手ブレ補正機能)も搭載されており、最大5段分の効果を得られるという。
最短撮影距離については、RF24-70mmではEF24-70mm F2.8 L II USM(以下、EF24-70mm)の0.38m(広角側 24mm)と比べて0.21mと、より寄った撮影が可能となった。最大撮影倍率も0.21倍(EF-L)から0.3倍へとアップしており、被写体をより大きく写せるようになっている。なお、RF24-70mmでは、EF24-70mmに対して、防塵・防滴構造に対応、ASCコーティング採用、ISの有無が、機能面での大きな違いとなる(レンズ構成や絞りばねの枚数も異なる)。