パナソニックは、テクニクスのダイレクトドライブターンテーブル「SP-10R」用のターンテーブルベース「SH-1000R」を8月23日に発売する。受注生産で価格は¥550,000(税別)となる。

 同社では、アナログレコードの豊かな音をありのままに再現するハイエンドターンテーブルとして、2018年5月にダイレクトドライブターンテーブル「SP-10R」、ダイレクトドライブターンテーブルシステム「SL-1000R」を発売、往年のオーディオファンから支持を集めた。

 その後、「お気に入りのトーンアームをメインアームとして使いたい」「SP-10Rと好きなトーンアームを組み合わせたい」といったユーザーの声があったそうで、今回SL-1000Rのアームレスシステムを実現するターンテーブルベースを発売することになった。

SH-1000Rを使った場合のシステム例

 SP-10Rと今回のSH-1000R、さらに別売のトーンアームベースを組み合わせることで、お気に入りのトーンアームを使えるようになる。なおSH-1000Rは、30mm厚のアルミパネルとBMCによる2層構造の高剛性筐体で、SP-10Rと組み合わせるとシステム全体は5層構造となり、不要な振動を排除できる。また、アルミパネルは無垢削り出しでヘアライン仕上げを施こすなど、細部まで気を配ったデザインが採用されている。

 メイン位置に取り付け可能なトーンアームと対応トーンアームベースの型番は以下の通りとなる。

●テクニクス:EPA-100mk2 → SH-TB10TC1-S
●SME:M2-9R → SH-TB10SM1-S
●オルトフォン:AS-212S、RS-212D → SH-TB10RT1-S
●JELCO:SA-250 → SH-TB10JL1-S
※その他の場合は、SH-TB10-Sにお使いのトーンアームに合わせた加工が必要