G402 完実電気

 完実電気は、ノア、ユキム、メルコシンクレッツ、デジタルストリーム、ハイ・ファイ・ジャパン、ボルトアンペアといった関連企業・取引のあるメーカーとともにG402ブースに出展。

 取扱いブランドであるPSオーディオやRega(レガ)、ソナス・ファベール、ELAC、DSオーディオなどからコンポーネントを厳選、主役となるブランドをその都度変えながら終日に渡って試聴デモンストレーションを実施した。

 取り上げられたコンポーネントも、ソナス・ファベールなどのスピーカーはもちろんのこと、Regaのターンテーブル、DSオーディオの光カートリッジ、DELAのミュージックライブラリー(HDDとUSB端子を搭載したデジタル・トランスポート)、PSオーディオのメモリープレーヤーやパワープラントなど多種多彩。

 イオンを放出することでレコード盤面の静電気を中和・除電するDSオーディオのION-001といったユニークなアイテムの展示もあり、試聴希望の来場者が途切れることがなかった。(谷川善久)

デモンストレーションに用いられたコンポーネントたち。PSオーディオのメモリープレーヤーやパワープラント、ソナス・ファベールやELACのスピーカーなどが並ぶ

Rega(レガ)製ターンテーブルを象徴するモデルとして知られた「RP8」のブラッシュアップ版ともいえる、「Planar 8」。スケルトン・デザインが踏襲され、トーンアームには新開発の「RB880」を搭載

メルコが展開するオーディオブランド、DELA(デラ)。オーディオ専用のNASとして開発されたN1シリーズが展示されたほか、HDDトランスポートの試聴デモも実施した

G504 オンキヨー&パイオニア

 プレーヤー、アンプ、DAC、スピーカー、ポータブル機器など多彩なコンポーネントを擁するオンキヨー&パイオニアだが、今回の音展では思い切った試みを見せた。

 展示・デモンストレーションの機器を絞り「とにかく『ガルパン』を味わってもらおう」というのがコンセプト。第1話のブルーレイが昨年リリースされ、第2話は現在大ヒット劇場上映中の『ガールズ&パンツァー 最終章』だが、『ガルパン』を観るならこのセット! というシステムをセットしたのだ。

 ユニバーサルディスクプレーヤーの「UDP-LX500」、AVレシーバーの「VSX-834」、ホームシアター用のスピーカーシステム「THEATER BLACK SERIES」というラインナップ(いずれもパイオニア)。また体を包み込むようなタマゴ型の椅子にサラウンドスピーカーを埋め込んだ、オーディオハート社のパーソナルホームシアター用チェアスピーカー「VRS-1」も展示している。

 さらにオンキヨー&パイオニアが過去に『ガルパン』とのコラボレーションで送り出したヘッドホンなども参考展示され、ひたすら「『ガルパン』尽し」のブース内容。人気アニメをメーカー推奨のシステムで聴けるとあって、デモンストレーションは各回とも盛況だった。(谷川善久)

トールボーイスピーカーの「SP-FS52」、ブックシェルフの「SP-BS22-LR」、センター用「SP-C22」、サブウーファーの「S52W」からなる5.1chサラウンドシステムで「ガルパン」を観る

ディスク再生には待望のユニバーサルディスクプレーヤーとして話題を集めているパイオニア「UDP-LX500」を使用。5.1chスピーカーをドライブするのはAVレシーバーの「VSX-834」だ

タマゴ型のシェルの中に14個のスピーカー(8cmの2ウェイスピーカーが中心)を埋め込み、パーソナルな11.2chサラウンド空間を作り出すチェアスピーカー「VRS-1」