本日と明日(6月29日〜30日)の2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムでオーディオとホームシアターの祭典「OTOTEN2019」が開催されている。

 今年は、若い層にもオーディオに興味を持ってもらおうと、学生コンシェルジュによるガイダンスや、ホームシアターバーの体験コーナーなどの新しい試みが多く始まっているのが特長だ。StereoSound ONLINEでも、その注目ポイントを紹介していきたい。

受付横の22.2ch体験コーナーには8Kディスプレイを中心にインウォールスピーカーがセットされている

NHK スーパーハイビジョン22.2ch体験

 まずガラス棟B1ロビーで受付を済ませると、すぐ隣にNHKによるスーパーハイビジョン&22.2ch体験コーナーが準備されている。そのシステム自体は昨年12月1日の渋谷・スーパーハイビジョンパークに展示されていたものと同じとかで、リビングを模した空間に8Kディスプレイと、壁埋め込みの22.2chシステムがセットされている。

 そこではNHK制作による8K/22.2chコンテンツが上映されているが、今回は『スティング&シャギー「ライブ・イン・フィラデルフィア」』が加わっているのが新しい。さらに『新しい世界へ〜上原ひろみVer.』は、4K放送の5.1ch版で親しんでいる読者諸氏も多いだろうから、ぜひその違いをチェックしていただきたい。

サラウンドスピーカー用のボックスも天吊り配置されている

 ちなみにブースの説明員氏によると、最近は22.2chを聴いてみたい、あるいはどこで聴けるのかといった問い合わせも増えているそうだ。その言葉通りブースには常時来場者が詰めかけ、再生されるコンテンツに熱い視線を注いでいた。

 またその隣には7.1chシステムの体験コーナーも準備され、オンキヨーのAVセンターTX-RZ840とスピーカーのD-509E、D-309XEシリーズを使ったシステムがセットされている。こちらでも多くの来場者が、本格的なサラウンドサウンドを楽しんでいた。

こちらは7.1chのホームシアターシステム体験コーナー

B1Fのオーディオ体験ブース。テクニクスSL-1500Cの音をヘッドホンで聴けるコーナーもあり

音楽を学んでいる学生たちがコンシェルジュを担当

弊社もB1Fに販売ブースを準備しています。アナログオーディオも揃えていますので、ぜひおいで下さい