ソニー・ミュージックソリューションズは、ソニーとソニー・ミュージックスタジオが共同開発したスタジオモニターヘッドホン「MDR-M1ST」を8月23日（金）に発売する。価格は￥31,500（税別）。
発売に先立ち、6月下旬からソニー・ミュージックスタジオでの使用を開始するとのことだ。ハイレゾの高音質環境が整う中、約4年半もの歳月をかけて磨き上げられた音質は、中域の骨太感と、全体の音が俯瞰できる音像を両立。音楽で重要な中域再生にフォーカスしつつ、低音域や高音域もしっかり再現できるモデルとなっている。
ソニーでは、この注目モデルを発売前に体験できる先行試聴展示を開催する。まず今週末のOTOTEN2019のソニーブース内にて、先行試聴および開発担当者によるトークショーを実施する。
加えて7月2日（火）より、ソニーショールーム/ソニーストア銀座、ソニーストア札幌、ソニーストア名古屋、ソニーストア大阪、ソニーストア福岡天神でも先行試聴展示を開催予定だ。各店舗へのアクセス情報や営業時間は以下のサイトで確認していただきたい。
「MDR-M1ST」の主な特長
●演奏空間を忠実に再現する音像
独自開発のドライバーユニットを採用し、可聴帯域を超えるハイレゾの音域をダイレクトかつ正確に再現。楽器配置や音の響く空気感といった演奏空間全体を広く見渡すことができ、原音のイメージそのままの音質を実現。
●プロユースに耐え得る機能性と耐久性
ジョイント部にシリコンリングを採用し、体を動かした際に発生しやすいノイズを低減。人間工学に基づいた立体縫製のイヤーパッドで長時間の装着も快適になった。可動部の耐久性や耐落下強度も向上させ、プロユースに耐え得る品質を実現。
●熟練工によるハンドメイド製造
プロフェッショナル向け音響製品を生産しているソニー・太陽株式会社で製造。プロ用製品で培われた品質管理のもと、熟練作業者により手作業で造られ、厳しい検査を経て出荷される。
「MDR-M1ST」の主なスペック
●型式：密閉ダイナミック型
●使用ユニット：40mmドーム型(CCAWボイスコイル)
●感度：103dB/mW
●マグネット：ネオジウム
●再生周波数帯域：5Hz〜80,000Hz(JEITA)
●インピーダンス：24Ω(1kHzにて)
●最大入力：1,500mW
●ヘッドホンケーブル：約2.5m、ステレオ標準プラグ
●質量：約215g(ケーブル含まず)