Amazon Musicは6月13日、都内で会見を開き、Alexaを通じて行なう音声操作の新機能の発表とデモを行なった。具体的には、Amazon Echoを通じて再生中の楽曲に対してAlexaに“いいね”と話しかけることで、ユーザーの好みを学習させられる、というものだ。

 Amazon Musicでは、2018年よりAlexaを通じての音声操作による楽曲再生に対応してきており、以後、「新譜お知らせ機能」や「Song ID」(楽曲情報を紹介してくれる機能)など、順次機能の拡大を続けてきた。当日は、同社デジタル音楽事業本部 事業本部長のレネ・ファスコ氏が登壇し(2018年より、アマゾンジャパンにおいて同職)、日米における楽曲再生時の音声操作の状況を説明してくれた。

 曰く、日本よりも2年早く対応の始まった米国では、ユーザーの3分の2が実際に音声操作による楽曲再生を行なっているということだ。では日本はどうか。現状では3分の1に留まるが、同氏によれば「同じ成長曲線を描いているので、2年と言わずに、状況は追いつくだろう」との見解を示していた。

青い部分が音声機能を使っているユーザー

 また、いわゆる音声認識機能をもつAIアシスタントの普及については、本年度2019年は33億台、それが2023年には80億台まで拡大すると予測しており、それを踏まえて音声アシスタントをよりフレンドリーに、親友という位置づけで利用するべく、冒頭のいいね機能の搭載に至ったということだ。

 ちなみに、日本市場におけるAlexaを通じた音楽再生では大きく3つの特徴があるという。一つは、子供や若いユーザーの利用が拡大していること。二つめは、夕方になるとジャズジャンルの再生が増えること(ちなみに、日中は演歌だという)。三つ目はその時の雰囲気や時間(主に朝)に合う楽曲のリクエストが増えていること、だという。