先ほどフルサイズのデジタル一眼カメラ「S1H」の技術発表を行ったルミックスから、レンズ関連の新製品も発表された。

左が1.4倍のテレコンバーター「DMW-STC14」で、右は2倍用の「DMW-STC20」

 まずLマウント規格に準拠したテレコンバーターを2機種、6月25日に発売する。1.4倍の「DMW-STC14」(¥63,000、税別)と、2倍の「DMW-STC20」(¥67,000、税別)だ。

 同社製レンズ「LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.」に装着することで、最大で400mm(DMW-STC20使用時)の望遠撮影が可能になる。さらに防塵・防滴で、マイナス10度までの耐寒仕様なので、様々な場所で活用できるだろう。

 もうひとつ、マイクロフォーサーズ用の交換レンズ「H-X1025」(市場想定価格27万円前後、税別)が8月22日に登場する。

 超広角20mmから標準50mmまで単焦点レンズ数本分の画角を包含した大口径標準ズームレンズで、かつすべてのズーム領域でF1.7という明るさを実現していることが最大のポイントとなる。これなら室内での撮影でもストロボなしで対応できるはずだ。

 レンズ構成は12群17枚で、非球面レンズ3枚、EDレンズ4枚、UHRレンズ1枚を使っている。特徴としては前玉を正レンズとして使うことで、その後段のレンズサイズを抑えている。これにより色収差も小さくできるので、優れた描写性能を獲得したという。

 また絞りリングをクリックレス仕様として、直感的な絞り値の操作を実現した。こうすることで、動画撮影時にも滑らかに切り替えが可能で、被写界深度の自在な調整を楽しめることになる。なおF値は0.1刻みで変わっているそうだ。

 またオートフォーカスとマニュアルフォーカスをワンタッチで切り替えられるので、ピン送りなども自由に楽しめることになる。レンズ本体に距離目盛も準備されているので、マニュアルフォーカス時にはこちらを使えばいい。