フォステクスカンパニーは、左右独立伝送技術True Wireless Stereo Plusに対応し、MMCXコネクターを採用した着脱式フレキシブル・ショート・ケーブルによって、好みのイヤホンに付け替えてワイヤレス化を実現する、完全ワイヤレス・ステレオ・イヤホン「TM2」、および専用ケーブル3種を5月31日より(一部は6月中旬)販売する。

3つのパーツで構成される「TM2」

完全ワイヤレス・イヤホン 「TM2」(市場想定価格¥29,200前後、税込)

フレキシブル・ショート・ケーブル
「ET-TM2MMCX」 (MMCX用、市場想定価¥4,100前後、税込、6月中旬発売)
「ET-TM2F2P」(Fitear2Pin用、市場想定価格¥5,200前後、税込)
「ET-TM2C2P」(CIEM2Pin用、市場想定価格¥6,300前後、税込)

 TM2は、タッチセンサーとマルチボタンのふたつの操作部を備えるBluetooth受信機本体と、耳周りの形状に合わせてケーブルを整え固定できる着脱式フレキシブル・ショート・ケーブル、自社開発の高性能φ6mmドライバーを搭載したMMCXコネクター採用の着脱式イヤホンの3パーツから成る、イヤーフックタイプの次世代型完全ワイヤレス・ステレオ・イヤホンだ。

 クァンタム社製の最新チップセットQCC3026を採用し、対応Bluetooth機器と接続することで左右独立伝送を可能とするTrue Wireless Stereo Plusに対応、ノイズや音切れを大幅に軽減している。また、従来の左右いずれかをマスターとして接続する方式と異なり、左右のバッテリー残量によってマスター機を自動的に切り替え、効率よく消費することで長時間動作をサポートするロールスワッピング機能も搭載した。

 そして、専用設計された着脱式フレキシブル・ショート・ケーブル(MMCXタイプを標準装備)によって、好みの製品に付け替えて様々なイヤホンの完全ワイヤレス化をも実現できる。同時に2種類のカスタム・イヤホン用の2pinタイプケーブルも発売。お気に入りのイヤホンをワイヤレスにして楽しむことが可能になっている。

 TM2の主な特徴は以下の通り。

●クアルコムの最新チップセットQCC3026を採用。Bluetooth5.0に対応し、安定した接続環境を提供
●対応Bluetooth機器と接続することで、左右独立伝送を可能とするTrue Wireless Stereo Plusモードに対応
●左右のバッテリー残量を判断してマスター機の切り替えを自動的に行ない、長時間動作をサポートするロールスワッピング機能
●コーデックはaptX、AAC、SBCに対応
●外れにくいイヤーフック式を採用。タッチセンサーとマルチボタンの2通りの操作方法を採用
●MMCXタイプの着脱式フレキシブル・ショート・ケーブルを標準装備
●お気に入りのMMCXタイプのイヤホンに付け替えることで、完全ワイヤレス・イヤホンとして使用可能
●自社開発によるφ6mmダイナミック型ドライバー・ユニットを採用
●防水性能等級IPX5に対応
●近日公開予定のスマートフォン用TM2専用アプリを使えば、外音取り込み機能、5バンドイコライザー、ボイスアシスタント呼び出しも可能に(公開日、および詳細は近日ホームページで紹介予定)

別売のフレキシブル・ショート・ケーブル。左から「ET-TM2MMCX」「ET-TM2F2P」「ET-TM2C2P」

「TM2」の主なスペック

●型式:ダイナミック型
●ドライバユニット:6mm
●再生周波数帯域:10Hz〜40kHz
●インピーダンス:16Ω
●Bluetoothファームウェア:ver.5.0
●対応コーデック:aptX、AAC、SBC
●本体電源:内蔵リチウムイオン電池
●充電時間:約1時間30分(フル充電)
●連続再生時間:最大約10時間
●防水保護等級:IPX5
●寸法/質量:W40.2×H8.8×D48.2mm/11g(ケーブル、イヤホン含む)