去る5月18日、19日に秋葉原・損保会館で「アナログオーディオフェア2019」が行なわれ、その二日目となる19日には、小社『管球王国』主催の試聴イベントを実施した。

 同イベントでは「ハイエンド・カートリッジの魅力をいま注目の真空管アンプで聴く」をテーマに、三浦孝仁先生が90分間にわたって講演。アンプは『管球王国』のリファレンスであるエアータイト製を使い、フォノ入力装備の管球式プリアンプ「ATC5」と大型直熱管211シングル・モノーラルパワーアンプ「ATM3211」の組合せ。アナログプレーヤーはテクニクス「SL-1000R」(¥1,600,000、税別)を使い、4モデルの高音質なMCカートリッジを付け替えて満員の会場で音の違いをお聴きいただいた。

▲盛況だった『管球王国』主催イベント

▲ハイエンド・カートリッジと管球式アンプによる高音質レコード再生を実感していただいた

 カートリッジ4モデルは、フェーズメーション「PP-2000」(¥440,000、税別)、ZYX 「Ultimate-OMEGA-X」(¥480,000、税別)、オーディオテクニカ「AT-ART1000」(オープン価格、実勢価格60万円前後)、マイソニック「Signature Platinum」(¥750,000、税別)。『ステレオサウンド リファレンス・レコード Vol.1(菅野沖彦選曲・構成)』『Cinema Songs/薬師丸ひろ子』ほか、三浦先生ご持参の高音質なLPレコードを再生。MCカートリッジの個性の違い、高い解像度を持つと同時に艶やかで滑らかな上質のアナログ再生の魅力を感じていただけたはずだ。

▲昇圧トランスは左上に見えるマイソニック「Stage1030」を使用。右が管球式プリアンプのエアータイト「ATC5」

▲三浦先生は再生したカートリッジとLP、それぞれの魅力を詳細に解説された

昨年のイベントの模様
http://www.stereosound.co.jp/news/article/2018/06/11/68321.html