ヤマハ

 損保会館406号室では、ヤマハの「5000シリーズ」による、高品位アナログサウンドが体験できる。

「GT-5000」は11月の発売予定だ

 同社ではハイファイ機器のフラッグシップとしてターンテーブル「GT-5000」(¥600,000、税別、11月発売予定)、プリアンプ「C-5000」(¥900,000、税別)、パワーアンプ「M-5000」(¥900,000、税別)、スピーカー「NS-5000」(¥1,500,000、ペア、税別)をリリースしているが、今回はそれらがすべて揃っているわけだ。

 GT-5000は昨年のアナログオーディオフェアでも展示、デモンストレーションされて、大きな注目を集めていた。残念ながら量産上の都合により、発売日が4月から11月に延期されてしまったが、今回はそんなGT-5000の最終モデルの音が聴ける貴重な機会となった。

左がパワーアンプの「M-5000」で中央がプリアンプの「C-5000」。右端の「GT-5000」を含めてすべてバランスケーブルでつないでいる

 プリアンプのC-5000がバランス入力付きフォノイコライザーを内蔵しており、GT-5000もバランス出力を備えている。当然ながら今回のイベントでも両機はバランスケーブルでつないでいる。プリ〜パワー間もバランス接続なので、入り口から出口までフルバランス伝送が実現できていることになる。

 試聴会では女性ヴォーカルからトランペットの名曲まで様々なジャンルが再生されたが、豊かな情報量を持ったサウンドが、スピーカーの奥に音場がふわりと広がっていた。

 なおGT-5000にはピアノブラック仕上げも予定されているが、こちらは現時点で価格、発売時期とも未定となっている。

スピーカーはザイロン製振動板を搭載した「NS-5000」