映画「小さな恋のうた」と、現在川崎で開催中の沖縄フェス「はいさいFESTA2019」がコラボして、映画のメインキャスト5名――佐野勇斗、森永悠希、山田杏奈、眞栄田郷敦、鈴木仁ら――が、劇中さながらに5ピースバンドを結成。ファンへ向けて初めての生演奏を披露した。

 本作は、MONGOL800の名曲「小さな恋のうた」をモチーフに製作された青春群像作。メインキャスト5名は、同じ高校に通う学友であり、バンドメンバーとして青春の1ページを共有している間柄だ。

 イベントでは、劇中からそのまま飛び出してきたかのような、フレッシュな制服姿で生演奏を披露。曲目は、「DON’T WORRY BE HAPPY」「あなたに」、そしてタイトルにもなっている「小さな恋のうた」を熱くプレイ。が、会場の外は、雨男が揃ったからか、土砂降りの大雨というあいにくの空模様であったが、森永が「嵐を巻き起こしました」と、気の利いたコメントを発して会場を沸かせる。

 どのキャストも「緊張した」と言いながらも、劇中さながらの熱いプレイを繰り広げており、中でも眞栄田は「顔が引きつる」ほどの極度の緊張に襲われていたそうだが、サックスで鍛えた見事なステージ度胸を発揮していた。山田も、「緊張しましたけど、皆さんからパワーをもらって楽しくできました」とかわいらしいコメントをしていた。

 なお、タイトル曲の演奏中、ラスト近辺にはサプライズで、(映画にも出演している)世良公則、そしてMONGOL800メンバーでもある上江洲清作も登壇、キャストらに交じって歌唱を披露していた。

 ステージ後に感想を聞かれた上江洲は、「楽器を触ったことない人たちが、ここまでの演奏をしてくれたことに、親心が沸いてきました。もっともっとライブが見たいですよね」と会場に呼びかけると、会場からは大きな声援が巻き起こっていた。

 世良は、「いやぁ本当にうれしいですね。5人がそれぞれの個性を存分に発揮したプレイを披露してくれて。キラキラしてまぶしかったので、サングラスをしてきましたよ」とおどけてコメント。続けて、劇中の名セリフ「マジで最高だよ」を再び発し、メンバーを激励していた。

映画「小さな恋のうた」
5月24日(金)全国ロードショー
配給:東映
(C)2019「小さな恋のうた」製作委員会