大人の好奇心を刺激する場所が新しく銀座に

 東京・銀座にユーズドレコード&オーディオショップがオープンした。その名も「ギンザレコード」。英字ロゴはGINZA RECORD & AUDIOだ。場所は3月に全館リニューアルした有楽町、阪急メンズ東京7F。各フロアがコンセプトを持ち、7Fが打ち出すのは「VINTAGE & REVIVAL」。

 全館のテーマである「男が大好きなモノしかない、男のためのべースキャンプ」を象徴するフロアともいえ、ヴィンテージ品を核とする洋服、家具、眼鏡などの目利きの店が集まる。大人の男の遊び心がくすぐられる空間のど真ん中に、ギンザレコードがある。

レコードとオーディオを洋服のように選ぶ

 ギンザレコードのバックグラウンドは中古レコードのWebポータルストアであるサウンドファインダー。代表の新川宰久氏はご本人も筋金入りのレコードマニア。店頭には新川氏の入念なセレクトによるレコードが並ぶ。そして、ギンザレコードはオーディオショップでもある。

 新川氏自身も折々にレコードを回す店頭のDJスタンドのスピーカーはソナス・ファベール。さりげなくワインが置かれた一角ではチャリオのスピーカー、パトスのアンプ、レガのアナログプレーヤーが鳴る。レコードをじっくり試聴できるリスニングルームには、TADとアンフィオンのスピーカー。レガのアナログプレーヤーと、TADやPSオーディオのアンプ類が組み合わされている。レコードとオーディオを聴いて手に入れられるセレクトショップなのだ。

GWにはレコード持ち込み可のイベント開催

 レコードの品揃えは今のところ1980〜90年代のソウルやディスコ・ミュージックがメイン。アナログでのリリースが減っていた時期ゆえにレア盤も多い。服を試着して選ぶように、幅広いジャンルからお奨めの1枚を選んでもらえたりもする。TADのスピーカーでホイットニー・ヒューストンとエルトン・ジョンのレコードを聴いて思わず涙ぐむ女性もおられたとか。

 音楽の聴き方を変えてくれそうな場所だ。GWには、持参したレコードを聴ける「リスニングセッション」も催される。各定員10名で申込み受付け中だ。

ギンザレコードは全館リニューアルした有楽町、阪急メンズ東京7Fのフロア中央にオープン

秘密基地のような中古レコード屋でありつつ、オーディオも買える

レコードDJ用にフロアスタンド型スピーカー、ソナス・ファベールSONETTO

中央のアナログプレーヤーはイギリスのレガPlanar 8。その左にはスタイリッシュな真空管アンプ、パトスClassic Remix。半導体とのハイブリッド設計だ。ブックシェルフ型スピーカーはチャリオGHIBLI。パトスとチャリオはイタリア・ブランド

店内のリスニングルームでレコードが聴ける。スピーカーは日本のTAD CE1とフィンランドのアンフィオンArgon7LS。レコードプレーヤーはレガPlanar 8、フォノイコライザーはアメリカのPSオーディオNuWave Phono Converter。プリ/パワーアンプがTADだ