キヤノンから、デジタル一眼レフカメラの新製品「EOS Kiss X10」が4月25日に発売される。価格はオープンで、同社通販サイト価格は¥77,500(税別、ボディのみ)となる。

キヤノンのデジタル一眼レフカメラの新製品「EOS Kiss X10」(写真はレンズキット)

 EOS Kiss X10は、2017年発売の「EOS Kiss X9」の後継モデルで、好評の小型・軽量ボディを継承した、可動式液晶モニター搭載のデジタル一眼。可動式液晶モニター搭載機(デジタル一眼)では、世界最軽量となる約449g(ブラック、シルバーモデル)を実現している。

「EOS Kiss X10」レンズキットのカラバリ。左からブラック、ホワイト、シルバー。同梱のEF-S18-55mm F4-5.6 IS STMレンズは、本体と同色に仕上げられている

 搭載センサーはAPS-Cサイズで、有効画素数は約2420万、映像エンジンは最新のDIGIC8となる。

EOS Kiss X10の主な特徴
・世界最軽量の小型ボディに充実した基本機能を搭載
 一眼レフカメラならではの光学ファインダーをのぞきながら、最高約5.0 コマ/秒の連写が可能。また、ライブビュー撮影時は各画素が撮像と位相差AF の両機能を兼ねる「デュアルピクセルCMOS AF」により、約0.03 秒の高速AFも実現している。

・エントリーモデルながら、上位機種に迫る高画質
 有効画素数約2410万画素のAPS-Cサイズ相当のCMOSセンサーと、映像エンジンDIGIC 8の組み合わせにより、解像度の高い静止画撮影や4K 動画の撮影が可能。また、レンズの収差などを補正する「デジタルレンズオプティマイザ」もカメラ内に搭載している。

・進化した「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載
 ライブビュー撮影時の測距エリアが拡大。撮像面の約100%(縦)×約88%(横)の範囲で測距に対応し、AF エリアの任意選択はピントの位置を最大3,975のポジションから決定することができる。また、サーボAF/動画サーボAF設定時においても、被写体の瞳を検知してフォーカスを合わせる「瞳AF」によって、動く人物の表情も的確に撮影可能。

・4K の高精細な動画撮影を実現
 フルHD の4倍の解像度となる4K(24p/25p)の高精細な動画撮影が可能。また、撮影した4K動画から、PCなどを使わずに、任意の1フレームをJPEG 画像(約830 万画素(3840×2160))として保存する「4Kフレーム切り出し」を搭載する。

・Wi-Fi/Bluetoothなどネットワーク連携可能
 スマートホンなどの携帯端末と、Wi-Fi、およびBluetoothで接続可能。カメラから(スマホへ)の画像転送時が行なえる。新たに4K 動画の転送にも対応した(カメラ側で4K 動画をフルHD に変換して送信することもできる)。

 なお、販売については、冒頭に記したX10ボディ単体に加え、レンズキット、ダブルズームキットの3種類がラインナップされる。
・X10+EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM レンズキット(ブラック、ホワイト、シルバー)
・X10+ダブルズームキット(ブラックのみ、EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM+EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM)

 価格はオープンで、キヤノン通販サイト価格は、X10レンズキットが¥87,500(税別)、X10ダブルズームキットは¥117,500(税別)となる。