パナソニックは、暗いシーンも高画質撮影が可能なデジタル4Kビデオカメラ3モデル全6機種を5月23日より発売する。それぞれの型番と価格は以下の通り。なお型番の「Z」の有無は流通経路の違いによるもので、製品の仕様・スペックはまったく同じだ。

HC-WX2M/HC-WZX2M 実勢価格¥107,000前後(税別)
HC-VX2M/HC-VZX2M 実勢価格¥92,000前後(税別)
HC-VX992M/HC-VZX992M 実勢価格¥79,000前後(税別)

「HC-WX2M/HC-WZX2M」(左)と、「HC-VX2M/HC-VZX2M」(右)

 4Kテレビの普及により、子供の成長や家族の思い出記録も4Kの高画質で残したいというニーズが高まっている。パナソニックではそんな声に応えて、高い光学性能や手ブレ補正などの撮影アシスト機能を搭載し手軽に4K高画質撮影が可能な製品をリリースした。

 ピクセルサイズの大きなセンサーの搭載により、暗い場所でも高精細で撮影ができる。さらに広角25mmのライカディコマーレンズ採用により、室内などの限られたスペースでも幅広い撮影を実現した。内蔵メモリーは64Gバイトで、その他にDSXC/SDHC/SDカードが使えるスロットも装備している。

 ボディはアウトドアシーンにも馴染みやすい新色「フォレストカーキ」(HC-VX2M/HC-VZX2Mのみ)などの採用で、カラーバリエーションを充実させている。新機能の「ハイライトシェア」は、撮影映像の特徴的なシーンを自動で判別し、ハイライト映像を作成、簡単にスマートフォンへ転送できるので、SNSなどに思い出映像を手軽にシェアできるだろう。

 また、BD/HDDレコーダーのディーガとの操作性が向上し、思い出の映像をより簡単に取り込み、保存しやすくなっている。対応ディーガはDMR-UBZ2060/UCZ2060/BRG3060/BCG3060/BRT2060/BCT2060/BRT1060/BCT1060などだ。

「HC-VX992M/HC-VZX992M」

新製品の主な特長

●ライカディコマーレンズ採用で、広角25 mm(HC-WX2M/WZX2M/VX2M/VZX2M)や光学24倍ズームを実現
●「アダプティブO.I.S.」「ボールO.I.S.機構」搭載で、ブレを抑えた映像記録が可能
●新色「フォレストカーキ」(HC-VX2M/VZX2M)など、選べるカラーバリエーション
●「ハイライトシェア」(HC-WX2M/WZX2M/VX2M/VZX2M)で撮影映像を自動で編集、ハイライト作成
●「あとからスロー&クイック」で簡単にオリジナルの効果演出ができる
●撮影映像を、ディーガに簡単に転送・保存できる
●内蔵のサブカメラで家族全員の思い出を残せる「ワイプ撮り」(HC-WX2M/WZX2M)
●モニターを180度回転してもアイコンが表示され、自分撮り操作が簡単「対面撮影機能」(HC-WX2M/WZX2M/VX2M/VZX2M)
●4K/30p映像から写真をきれいに切り出せる「4K PHOTO」
●24p記録に対応

HC-WX2M/HC-WZX2Mの主なスペック

●撮像素子:1/2.5型MOS固体撮像素子(メインカメラ)、1/4型MOS固体撮像素子(サブカメラ)
●ズーム:iA48倍(フルHD)/iA32倍(4K)/光学24倍
●広角:25 mm(35mm判換算。4K記録で傾き補正 切またはノーマル時)
●最低被写体照度:1.5ルクス(シーンモード ローライト1/30時)
●モニター:3型ワイド液晶モニター(約46万ドット)
●記録メディア:内蔵メモリー(64Gバイト) 、SDXCメモリーカード(48〜128Gバイト)、SDHCメモリーカード(4〜32Gバイト)、SDメモリーカード(512Mバイト〜2Gバイト)
●録画時間:内蔵メモリー使用時最大約27時間30分(HEモード時)
●動画記録方式:AVCHD規格Ver 2.0準拠、MPEG-4 AVCファイル規格準拠
●音声記録方式:AVCHD=ドルビーオーディオ(5.1ch/2ch)、MP4=AAC(2ch)
●寸法/質量:W68×H77×D158mm/約523g(同梱バッテリーパック使用時)