福岡を拠点に活動しているガールズグループ・九州女子翼が3月23日、Stella Beatsとの2マンとなる「Stella Beats・九州女子翼 春の空間飛行2マンLIVE」を方南町のライブハウスMboxxで開催。過去最高ともいえる激熱パフォーマンスを展開した。
女子翼がStella Beatsとの2マンを行なうのは1月（スペースemo）以来2度目であり、どちらも熱いパフォーマンスが特徴のグループだけに、およそ90分のライブは、最初から最後まで、最高潮の盛り上がり。結成一年半の女子翼のパフォーマンスが、フレッシュな躍動感とすれば、Stella Beatsのそれは、剛毅さとしなやかさを併せ持った古武士のごとき錬達の雰囲気を漂わせていた。
ここではまず、九州女子翼のステージの模様を紹介したい（Stella Beatsのレポは後日）。
今回の東京遠征は、ライブの前日3月22日よりスタートしており、まずは渋谷のHMVで初のトークイベントを開催。そこでは、かつてを知るものを驚かすほどのトーク力を発揮しており、およそ30分の時間はあっという間に終了。鈴川のマシンガントークは言うに及ばす、実玖がこんなにも話すようになるとは！ と思わず親心が芽生えてしまうほど。
ということもあって、今回の遠征での初パフォーマンスは本ライブであり、一見して表情が違うのが分かるほど。「早く踊りたい、歌いたい」の気持ちが、全身からオーラのごとく立ち上がっており、それがパフォーマンスにも大きな影響（いい方ね）を与えていたようだ。
ライブ本編はまず、Stella Beatsが一気に3曲を披露して前編を終了。続いてが、いよいよ九州女子翼の出番だが、なーんと今回は、全員が登場してからオーバーチュアーが始まるという、あまり見ないバージョンでスタートだ。鈴川から軽快なソロダンスを披露していくが、先述したようにいつもとは雰囲気が違い、彼女たちから受ける圧がより高まっているのだ。今、まさにここで、もう一段高みへと成長（テイクウイング）しているかのよう。
その熱量の高さは、まるで、2017年2月のI’S wingの初披露ライブを追体験しているようで、3/24の東京定期のソールドアウト達成、という目標に向かって、彼女たちの心が真に一つになり、これ以上ないパワーを生み出している様子。
そしてそれは、個々の、グループの、パフォーマンスにも大きな成果をもたらしており、歌唱面では、ソロパートでも、コーラス部分でも歌声の厚みが増し、確実にうまくなっているのが、充分に感じられた。
コール担当の愛理の叫びは、まるでジョジョの雄たけびにように――くぅぅぅぅぅらぁっっぷ――会場に響きわたり、香苗も負けじと超音波コールでファンを盛り立て、実玖はさすがの安定感を見せ、無事に学業を修めた鈴川、詩絵里も抜群のパフォーマンスを魅せてくれた。中でも詩絵里の「絶対零度」の歌いだしは必見・必聴！
24日は、アイドル甲子園のステージを経て、夜（19：00～）にはAKIBAカルチャーズ劇場で、東京定期公演「第十五片in TOKYO」が開催される。今まさに新たな進化を経て、より高みに達した彼女たちのパフォーマンスを間近で見るチャンス。加えて、各自の個性を楽しめる出し物（1部、2部）もある。ぜひ、その目で、その耳で、最新の九州女子翼のパフォーマンスを体感してほしい。
＜九州女子翼曲目＞
・TAKE WING
・私だけのArmor
・Maybe Darling
・Fruit MUSIC
・赤の流れ
・絶対零度
・fair wind
九州女子翼 https://twitter.com/ITR_KGW?lang=ja
実玖 https://twitter.com/itr_miku?lang=ja
新谷香苗 https://twitter.com/itr_kanae
山本愛理 https://twitter.com/itr_airi
詩絵里 https://twitter.com/itr_shieri
鈴川瑠菜 https://twitter.com/itr_luna